羅 臼 岳
                                             6月25日 晴
コースタイム 
ホテル3:30〜登山口5:25〜木下小屋5:50〜560m岩峰7:15〜弥三吉水7:35〜極楽平7:45〜仙
人坂 8:15〜銀冷水(8:35〜8:50)〜羽衣峠8:55 〜羅臼平(9:50〜10:00)〜岩清水(10:25〜10:35)
〜羅臼岳山頂(11:15〜12:10)〜羅臼平(13:10〜13:25)〜羽衣峠13:50〜銀冷水14:00〜仙人坂
14:20〜極楽平(14:35〜14:45)〜弥三吉水15:00〜展望台(15:45〜15:55)〜木下小屋16:35〜川
場グランドホテル17:00着
     
     羅臼岳登山口                     羅臼平に続く雪渓を行く
           
今日は知床半島の最高峰羅臼岳に挑戦、歩行時間は長く、4ヶ月ほど前から足の痛みに悩ま
された私は、少々の不安を持ちながらも気合充分に臨んだ。
羅臼はヒグマの棲息地だ。ドヤドヤと私達16名はヒグマのエリアにお邪魔することになった。
私達は岩尾別温泉の木下小屋から山頂に向かった。エゾマツ、トドマツ、ミズナラの混合林の
中を一汗かく頃、背後にオホーツクの青い海が広がりを見せていた。爽やかな風が体にやさし
く、しばし水平線に見とれる。

弥三吉の水場で乾いた喉をうるおし元気を取り戻し、ダケカンバのトンネルを行くと極楽平だ。
ここで思いっきり緑の美味い空気を充分吸い込む。この瞬間体の中まで清められたようで今ま
での疲れは一掃されてしまったようだ。緩やかな道にほっとする間も無く、再びの急登が待って
いた。次の水場の銀冷水を過ぎると雪渓に出た。太陽は眩しい光をふりそそぎその照り返し
は、真夏の輝きだ。斜面のダケカンバの芽吹きの緑、雪渓の白、真っ青に広がる空、清々しい
この絵のようなコントラストに目を見張るばかりだ。
   
    ウコンウツギ           ツガザクラ             エゾイソツツジ  

    
     エゾコザクラ           ミヤマキンバイ         ミヤマハンショウヅル
                                                        
          
                      羅臼平から山頂

雪渓の両脇の岩場でキバナシャクナゲ、エゾコザクラ達が出迎えてくれる。
 広々した羅臼平から山頂がようやく姿を現した。ここからハイマツの間を縫うように緩い斜面
を行く。山頂直下は巨岩の累積で、今にも落ちてきそうな岩があちこちに点在している。どうか
落ちてきませんようにと願いながら・・・長居無用と慎重に一歩また一歩と高度を稼ぐ。
    
           山頂                     イワウメ

山頂からは申し分ない展望が待っていた。海峡の向うに国後島の秀麗な爺々岳、その奥にエ
トロフが顔を見せて、また振り向けば幾重にも連なる山並の彼方に明日の斜里岳を望み360
度の大展望。山頂から海を眺めるなんてなんと贅沢なことだろうか。私達は充分展望を楽し
み、再び長い道を登山口に向かった。

出会った花 ウコンウツギ、オオバエンレイソウ、エゾコザクラ、キバナシャクナゲ、ミヤマキン
       バイ、エゾツガザクラ、イソツツジ、ミヤマハンショウズル、キクバクワガタ

          
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