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ブナ立尾根は登山口から標高差約1300mを
一気に上がる北アルプス三大急登の一つでも
ある。樹林の中、烏帽子小屋まで十分割された
番号に励まされる。
まだ私の表情はゆとりです
標識の後方に水場で水分を充分に補給する |
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とにかくただただひたすらに一歩一歩と高度を
稼ぐしかない。最近雨飾山の急登の連続に耐
えた成果?だろうか、今日の急登は差ほど苦
にならない。
足元には夏に華やいだ花たちが可愛い赤い実
や青い実に姿を変えて励ましてくれる。
樹幹から烏帽子岳の稜線が白く輝いて見えた。
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樹高が低くなると斜度が緩くなってナナカマドや
ダケカンバの紅葉が素晴らしい。
前方の視界が開けると赤牛岳がドーンと目の
前に現れ、烏帽子小屋に到着した。
小屋の片隅に0の標識がひっそりとあった。
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烏帽子小屋で素泊まりの手続きを済ませ、烏
帽子岳へピストンする。
砂礫の道にウラシマツツジが真っ赤に染まり、
ブルーベリーや黒豆の木の実は丁度食べ頃
だ。熟れた実は口に入れると甘く昼食後の胃を
やさしく癒してくれるようだ。
烏帽子岳はさすがアルプス銀座の始点だけあ
って登山者の姿が後を絶たない。
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烏帽子岳の直下の鎖場は渋滞、交互通行の譲
り合いで登下する。
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山頂からの展望は素晴らしく、立山、白馬方面
の展望が開け、先日行った五色が原の山荘ま
で見えた。 |
烏帽子岳 烏帽子山頂から恐々と下を覗く |
ウラシマツツジの紅葉 イワギキョウ ナナカマド
色鮮やかなツリバナ 可憐なコゴメクサ
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