今年は14回の植樹デー、4月25、26日の2日にわたり開催された
初日は生憎の天気で朝から冷たい雨だった。26日は関東地方はの予報になった
それなのに会場へ向う道中は車のワイパーは忙しく作動している。天気の回復が遅くなったら
しい。
3台の車に18名が分乗し雨の中を足尾に向けて出発した。
今回リーダーの私は2,3日前から毎日変わる天気予報に動揺していた。
松 木 渓 谷
昼食後、松木渓谷を散策し、足尾銅山の精錬所から出た亜硫酸ガスの煙害の荒涼とした岩壁
を眺め、自然破壊の愚かしさと恐ろしい現実を目の当たりに1日も早く元の山に戻って欲しいと 感じた。日本のグランドキャニオンと呼ばれる松木沢の岩場は岩登りのルートがあり、厳冬期 にはアイスクラミングのゲレンデになるそうだ。
沢沿いの道を進むと対岸ににジャンダルムの鋭鋒が厳しい姿で現れ、右の岩壁は大きく崩壊
し、堆積した岩石を乗り越えることはちょっと危険でここで引き返すことにした。
今年で12回目の植樹デーに私は始めて参加した。300万本が目標の植樹だが、過去11年
間でまだ3万本しか植えてないのだ。
長々しい挨拶が終わり、老若男女が急斜面にへばりつき、苗木、肥料の運搬が手渡しで始ま
った。ふと目の前に今日の顧問である立松和平氏が、一生懸命に手渡し作業に参加してい る。
「和平さん、ちょっと写真撮らせてください」図々しい私です
初老に近い我が軍団に気遣いの和平氏の言葉
「大丈夫ですか、危ないんじゃないですか?」すかさず私は
「平気ですよ、いつもこんな斜面を歩いていますから」
「何のグループですか」
「前橋ハイキングクラブです、HP見てくださいね。」
立松和平さんも一緒に苗の手渡し作業
おまけ 備前楯山
昼食後、私たちは備前楯山の登山口の舟石峠へ向かった。
以前、訪れたときは反対の銀山平からこの峠まで歩いた。その時、林道の造成の最中だっ
た。今は峠に広い駐車場が整備され、山頂へは短時間で立つことは出来る。
舟石峠の舟石 まだまだ冬枯れの山です 山頂
アカヤシオを期待したが花芽はまだ固く、がっかりした。
翌日、私は苗木の作業の後遺症の腰痛に泣き泣き期限の迫った会報誌の編集に励んだの
だ。
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