針の木岳・蓮華岳〜スバリ岳〜岩小屋沢
             (2820m)    (2798.6m) (2752m)     (3630.3m)
                                                     2010.7.21(水)〜23(金)

                                    コースタイム

第一日目
市民P4:00→
扇沢7:20→大沢小屋9:00→大岩11:30〜12:00→針の木小屋13:15(休)
→蓮華岳14:50〜15:00→針の木小屋15:55  (泊)

第二日目
針の木小屋5:15→針の木岳6:25→スバリ岳(8:10〜8:40)→赤沢岳(11:10〜12:00()→鳴沢岳13:15→新越山荘14:00

第三日目
新越山荘5:00→岩小屋沢岳5:50→種池山荘8:10〜8:40→柏原新道登山口11:45

今回のリーダーは72歳のT夫妻だ。何しろ数年前に100名山を終わり
あと11座で300名山が終ろうとしているつわもの夫婦だ。
脚力は昨年より落ちたように見られるが気力はまだまだのようだ。
昨年このT夫婦と五色ヶ原から黒部湖に下り、ダムサイトから眺めた針の木からスバリ岳、赤沢岳の
稜線を見上げ来年は是非にと計画して頂いた。
天気予報を見ながらサンデー毎日の6人は3週間を見送りやっと実現した。

日本三大雪渓の一つ針の木雪渓を登り、後立山連峰の比較的静かで眺望の素晴らしい稜線漫歩です
扇沢の無料駐車場に車を置き扇沢ターミナルの左から登山口に向かった。

             第1日目    扇沢→針ノ木峠→蓮華岳→針の木小屋泊り




登山口から大沢小屋まで樹林の中を進み、
しばらくして丸木の橋を渡り大沢小屋に到着。

水場、トイレがありホッと一息入れます。
しばらく樹林の中を行くと雪渓の取り付きになった。


いよいよ雪渓尻からアイゼンを付け残雪を
歩き始める。
太陽の陽射しは強いが時々冷気が吹き
体は冷やされ快適だ。

白馬雪渓より斜度がありきついとあったので
少々緊張しながらゆっくりと歩く。
先行者の姿が雪面に蟻のように動いている。




次第に斜度は増し、雪渓の下からゴーゴーと
雪解け水の流れる音が響き注意をしながら
上へ上へと進む。





上空には真っ青な青空が広がり背後に
爺ヶ岳が大きな姿で現われた。

平日の今日は人影がまばらだ。

スプーンカットされた雪面に足を乗せ歩き良さそうな
斜面をジグザクに歩く。
想像していたより楽に歩けた。



雪渓の上部はガスが湧き視界が悪くなった。

夏道に入ってから雪渓を何度かトラバースし
道の傾斜は増した。


針ノ木峠直下のザレた急登。
丸太で道は整備されてあるが
7,8mほどのジグザクの道はかなり急だ。




針の木小屋に到着する頃靄ってきて
直下の急登に喘ぎ喘ぎふと上を見ると
小屋が現われた。

宿泊手続きを済ませから蓮華岳へピストンす
ることにした。
サブザックに水と雨具を入れ蓮華岳へ向かう。



蓮華岳の山頂まで一時間だが疲れた体には
この1時間の登りはきつい。
だが、次から次に現われる花たちに慰められながら
ピークを幾つか越えていく。
ハクサンシャクナゲが最盛期を迎えハイマツの間に
次々に現われる。
ウサギギク、チングルマ、イワベンケイ
ヤハズヤマハハコ、コケモモ、イワツメクサ、
ヒメイチゲ、ミネズオウなど
高山植物が可憐に咲いている。

本命のコマクサはこれから見頃を迎えるところだ。
砂礫の斜面をピンクに染めている。

コマクサの群落


   

白色のコマクサ


   



ふと砂礫に小鳥を見つけイワヒバリかと
注意してみると雷鳥のヒナが4羽。
後に親鳥が現われ、勝手に動き回る
ヒナたちを見守って居るようだ。


今回の山行中、唯一の祠「若一王子神社奥宮」
ここが山頂かと思いきやまだ少し先だった。




ピークに騙され騙されやっと蓮華岳の山頂
今回一番疲れた所です。


     
       イワベンケイ               ウサギギク                チングルマ         


    
ミヤマダイコンソウ             ハクサンシャクナゲ            タカネスミレ   


    
ミヤマオグルマ            ヒメイチゲ             ミネズオウ((白)


針の木岳の途中から蓮華岳を振り返ると
結構風格のある山だ。

針の木小屋  1泊2食 9000円
日本勤労者山岳連盟会員の割引特典があり
        500円引き
朝食抜きで1000円引き

ラッキー!1500円のお得だ
   エビス生ビール(1000円)で乾杯!!

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