第2日目    
              針の木小屋5:15→針の木岳6:25〜7:00→スバリ岳8:10〜8:40〜赤沢岳11:10〜12:00→鳴沢岳13:10→新越山荘14:00
                   

今日の行程は4つのピークを越していくアップダウンが多い。
天気が良く展望が楽しみなので朝食は途中で採ることにしてし予定より15分遅れの出発。
小屋の前から槍、穂高岳がモルゲンロートに輝いている。
そして目の前に船窪岳、七窪岳の稜線が起伏に富んで見える。
                




テント場の横を通過しマヤクボ沢の雪渓を右下に
見ながらトラバース気味に登っていく。



岩陰から剣岳の姿が現われ姿の美しさに
感動だ。
まだ目覚めない体は急登は辛いものがある。



深い谷に私達の姿がゆっくりと影絵のように
動いていく。アルプスの稜線に一歩、一歩また
一歩と私の足あとが残される。

ミヤマクワガタ、オダマキの紫が綺麗に
目に映る。



ヤッホー!!
針の木岳の山頂に到着。槍、穂高岳、烏帽子岳
方面の山々。北西に立山、剣岳。北に鹿島槍、
白馬へ稜線。まさに360度の大パノラマだ。

私の脚の間に槍ヶ岳です。



これから向かうスバリ岳、赤沢岳へ続く尾根。
手前がスバリ岳、その奥に猫の耳のような
赤沢岳の急峻な岩峰の西尾根が見えます

まだまだ先です


    
ミヤマクワガタ              ミヤマオダマキ            ハクサンイチゲ



眼下にコバルトブルーの黒部湖
時々真っ白な遊覧船が湖面を進んでいく。



針の木から今度はスバリ岳を目指し、急なガレの
急降下だ。落石に注意しながら下る。
あらーこんなに降りてしまうのー
マヤクボのコルから登り返しが待っていた。



展望を楽しむにはちょっと足を止めてゆっくりと。



後を振り向くと下ってきた針の木岳が立派に
見えます。



すばり岳直下は岩稜帯のちょっと険しい所だ。
ペイント印に慎重に登り上げます。山頂かと思うと
更に先にピークがある。
砂礫地にここにもコマクサが咲いていました。

ここも展望が素晴らしい。
昨年歩いた室堂から龍王岳、鬼岳、獅子岳に
続いて五色ヶ原まで見ることが出来た。
今年は残雪が多いが五色ヶ原はまだ真っ白です



前方かなたに白馬岳、鹿島槍ヶ岳。





信州側はガスが立ち込めて真っ白な世界になった。



振り返ると針の木岳がどっしりと見える。



赤沢岳直下は道は黒部側から信州側の草付き
から回り込む。
またまた山頂かと思いきや・・・・・
まだ先です。

やっと到着。
ここでランチタイムになった。
単独の若者に会い、スバリ岳を指してあれが
針の木岳ですか?
一日で柏原新道から上がり、一日で針の木雪渓を
下るそうです。
しかもアイゼンも持参していないとか・・・・



剣岳は益々威厳を持って近づいてきた。
格好良いですね

立山の斜面にアルペンルートの黒部平、大観峰の
建物がが良く見える。
ロープウェイの姿は目を凝らしてみたが1度も
見え無かった。




昨年入江のように入りくんだダムサイトを、
高巻く道にうんざりさせられた、その地形が
ここからは明瞭にわかる。  
振り返れば針ノ木岳は次第に遠くなっていた。  




赤沢岳から鳴沢岳までは1時間ほどだ。
快適な尾根歩きだ
この稜線直下をアルペンルートのトンネルが
貫いている。

また、ここで単独の日帰り登山者にあった。
昨夜12時に東京から2,3時間仮眠して
雪渓を登り針の木から縦走し柏原新道を下って
帰ると言う。
私達の3日分を一日で踏破するとは凄い!

こんなに展望の良い稜線を急いで下るなんて
なんと勿体無いですね


  
  
鳴沢岳の下りは露岩の急な箇所があるが
慎重に降りれば大丈夫だ。

新越山荘も労山カードで500円割引になります
平日のためか針の木と同様布団は一人一枚
ゆっくりと寝られた。

ところが寝つきの悪い私は安定剤が効かず
寝付いたのは10時半過ぎ


    
イワギキョウ                    ?                   コケモモ    


    
        ハクサンフウロ               ミヤマキンバイ           アオノツガザクラ         

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