湯の丸・烏帽子岳
(2098m) (2066m)
2010.8.22(日)
過去の記録 1993. 9. 5 2000. 4.16 2002. 3. 3 2004. 1.25 2007. 6.24 2009. 9.14 2010. 1.24 |
花を見る山、何処か無いかなァ・・・・・と
昨年9月に訪れた湯の丸山で秋の花に会えるかもしれない
久しぶりに女性のみ5人で花と涼を求めて湯の丸山へ出かけました
期待通りに夏の名残の花、気の早い秋の花たちが迎えてくれました
あと10日くらいでイワインチン、リンドウの花は最盛期を迎えることでしょう
登山口の地蔵峠に到着すると、そこは高原の 爽やかな空気に包まれていた。 スキー場の急な斜面は敬遠したかったが 草原に招かれるように足が向いてしまった。 草地にはハクサンフウロ、オトギリソウ、シャジクソウ アザミ、ヤマハハコ、ワレモコウなどが元気に 咲いていた。 花に見惚れてスキー場のトップまであっという間 だった。 |
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暑いから今朝3時から歩き出したと言うグループが 何組か下ってきた。 空は真っ青の夏の空、風はひんやりと秋の気配だ。 まだまだ花の行列は続いていた。 マツムシソウ、シャジン、アキノキリンソウ ウメバチソウなどが加わっていっそう賑やかに なった。 |
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後を振り向くとシシウドの背に篭の登山、 その奥に浅間山の姿があった。 先行した二人の男性は富士山が見えたと 言ったが、数分遅れの私が見たときは 雲が湧いてきて姿を見ることが出来なった。 1月に訪れたときは展望に見惚れ、今日は 花に見惚れ私達の足は遅々として進まないようだ。 山頂近くにヤナギランの群落が待っていた。 青空にヤナギランの濃いピンクが一際映えている。 |
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稜線の向こうに角間山がその奥に雲がかかった 四阿山が美しい。 ヤナギラン、シモツケ、イワインチン、 タカネナデシコが現われた。 |
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湯の丸山頂に到着。 対峙する烏帽子岳の向こうに北アルプスの姿が あります。 烏帽子岳までここから見るとずいぶん距離が ありそうだが簡単に山頂に立つことが出来る。 |
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北峰へ向かう稜線 |
時間がたっぷりあるので北峰へ。 稜線はヒョウモンチョウ、アキアカネが忙しそうに 飛び交っている。 カメラでその姿を追うがなかなか良いショットを えられない。 |
ワレモコウとトンボ |
山頂でコーヒータイムする頃、 ハイカーの姿が三々五々に山頂に 集まってきた様子だ。 私たちは対峙する烏帽子岳へ向かうことにした。 湯の丸から一気に鞍部まで急降下だ。 ここは唯一ガレた斜面の下りだ。 湿っぽくて滑らないように要注意だ。 鞍部にヤナギランが鮮やかな饗宴していた。 積雪期に訪れた時、ここでランチしたが今は 深い笹に覆われて涼しい風の通り道だ。 |
冬道は山頂まで直登したがこの時期は左に 大きくジグザグの歩き良い道だ。 やっと稜線に出てピークに立つとまだ先に 道が続いている。 そうかァ、もう一つ先のピークが山頂だー。 先行した二人の男性にお願いしてナデシコ隊の 記念写真。男性曰く「我々はかなり飛ばして来た けれど皆さん早いですね。たいして変わらないですね」 いやー、私たちは花や蝶の写真を撮りながら 本当にゆっくり山行ですよ。 やっとランチタイムだ。ジッと座っていると 汗が冷えて身震いしそうだった。 山の秋を肌で感じた。 |
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稜線からたおやかな湯の丸が目前に見えます。 下山は鞍部から地蔵峠まで緩い下りのみだ。 途中のツツジ平の中分岐から臼窪湿原の標識に 進んだ。 陽射しが遮られひんやりした樹林の下は 快適な道だ。ここにもヨツバヒヨドリにアサギマダラが 優雅に飛び交っていた。 |
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キャンプ場を経由し地蔵峠に無事到着。 売店のソフトクリームの看板に引きつられ ナデシコ隊は高原の風に吹かれソフトクリームを 片手にご満悦でした。 帰路は高原キャベツをわんさと買い込み 主婦の顔に戻り猛暑の我が家に向かった。 |
出会った花たち
シャジクソウ マツムシソウ アキノキリンソウ
ウメバチソウ シモツケ ヤナギラン
イワインチン ハクサンフーロ ヤマオダマキ
オヤマリンドウ タカネナデシコ オトギリソウ
タムラソウ ノハラアザミ ノアザミ
アサギマダラ オンタデ ハナイカリ