第6回秩父札所34ヶ所巡り
31番札所観音院&観音山

                                            
                                                          2018.11.15(木)

参加者
CL藤井、小野里、星野、篠田、野中、茂木、宮沢、吉田、高橋{厚)、亀井、山口、今野、小菅

コースタイム

浜川7:00
地蔵寺8:45→観音院駐車場9:00→仁王門9:05→本堂ご朱印
観音山登山口9:40→東奥の院9:45→牛首峠分岐10:05→仁王像加工所跡10:10→仁王像採石跡10:35→
山頂(10:40〜11:30)→牛首峠分岐11:50→鎖場12:20→日尾城跡12:30→牛首峠12:40→観音院駐車場13:15



地蔵寺でトイレを済ませて、小さなトンネルを抜けると
行き止まりに観音院の駐車場がある。

去年、思いつきで訪れた観音山で、御朱印を頂く人に出会った。
ここが34ヶ所札所の一つだった。
この寺に魅せられてから私の秩父札所巡りが始まった。

例の如く山のベテランたちは身支度が手早だ。
駐車場の右から観音院へ向かう。
直ぐに仁王門
こちらの仁王は“石造り”となり、その大きさは1丈3尺
(=約3.93939メートル)。
台座を入れると4メートルを超える規模です。
石造りの仁王としては、日本一の大きさです
 

いきなりの石段は本堂まで296段あった。
手すりにつかまり傍らの句碑に慰められて、難なく本堂へ到着した。

秩父34霊場のなかでもっとも険しい難所に建つお寺とされる、
秩父札所31番「鷲窟山( しゅうくつさん)観音院


本堂
住職さんが庭掃除をしていたのでまず本堂にお参りしてから
ご朱印を頂く。
この寺院は見どころがたくさんある。
ご本堂の左後方には、落差約60メートル以上の“聖浄の滝”があるが
水量が少なくしなやかに岩肌を流れていた。


断崖の左下に埼玉県指定史跡「鷲窟磨崖仏(しゅうくつまがいぶつ)
くさんの石仏が岩肌に刻まれている。

始めは岩の何処に?
みんなで探したのですが、、、ありました!
18センチくらいの弘法大師が一夜にして彫ったと伝えられている千躰の
磨崖仏があった。
前回は見落としたしまったので今日はしっかりと写真が撮れた。


新生代第3紀の地層
納教書の脇から観音山へ向かうところに新生代第3紀
(2千万年前)の地層、花崗岩質砂岩と礫岩の互層


まず、東奥の院へ向かう。
慈母観音が祀られてあった。
 

裏に下ると大岩の下に弘法大師、たくさんのお地蔵様の姿。
さすが観音山です。


そして、いよいよ観音山へむかう。
いきなりの急な丸太の階段が続く。

先日の町内ハイキングはバテバテで昨日まで疲れがあり
今日は大丈夫だろうかと不安だったが、快調だ。


 
牛首峠分岐 
ここから山頂はピストンだ。
下山は左へ日尾城跡経由で牛首峠へ向かう周回コースだ。


ここが仁王像の加工場跡 
こんな山の中でどのようにして下まで運んだのだろうか・・・

直ぐ上に仁王像の採石場跡があった。


枯葉を踏んで柔らかな晩秋の陽射しが嬉しい。


尾根から左に向かうと山頂
観音山{698m)

両神山、武甲山などの展望が良い。

5.6人のパーティーと一緒になった。

我々はここでどっかりと1時間のランチタイム。

 

牛首峠分岐から日尾城跡へ向かう。
狭くて落ち葉の嫌らしい道だが難なくスイスイと、、、 
 

道端に佇む観音様は穏やかで和む表情でした。 
 

唯一、展望が開けた
眼下に合角ダムが碧く、山間の集落が見渡せた。
 

鎖場
短い鎖場だったが、ベテランのメンバーたちは鎖を伝わって
滑るようにくだる。
さすが・・・ 
 

日尾城址

往時をしのぶような痕跡はなかったが小さな祠が二つ、
何故か土塁上には馬上城山八幡社が祭られており、土塁の下に
日尾城山八幡と標示されてあった。

戦国時代、ここで武田軍との攻防戦が繰り広げられたという。
こんな所に何か解説板があったらいいのに・・・

日尾城が武田勢の攻撃を受けた際に、城主の諏訪部遠江守定勝は
泥酔しており、代わって奥方が戦の指揮を取って、武田軍を追い払った
という伝承があるとか、、、興味深い話だ。


 

ここが牛首峠 
大岩を割って造ったような狭い峠だ。
北側の道は馬上集落へ、私たちは観音院駐車場へ向かう。
 

陽の当たらない巨岩の間、登山道はしっかりしていて
迷うことはない。
 

登山道は往路と一変し、両脇が大岩に囲まれ小さな渓谷沿いに
道になった。

沢の水は澄んで小さなナメ滝もあったり気分が良い道だ。 
 

観音院の左に在った木橋に到着し、今日の札所巡りは無事終了した。 

短時間の山だったが、変化があり歴史を感じる山だった。
 

帰路は再び往路と同じ地蔵寺でトイレを借用しちょっとお地蔵さまを
拝顔したかったが、異様な数の水子に皆さんビビった様子で
ゆっくりする間が無かった


地蔵寺  水子供養の発祥の地
水子14000体が山の斜面に整然と建っている
建立以来ここ45年の間に奉納されたものらしいです
 
 

8番札所西善寺
過日訪れた西善寺のカエデの巨木の紅葉が気になり
帰路に立ち寄ってみた。
色が冴えずちょっと期待外れだった。

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