残馬山
(1107m)
2010.4.19
コースタイム
浜川P6:30→→山光館8:10→峠9:00→830峰(北沢山)→886m峰10:25
→残馬山11:25〜12:30→ロスタイム→残間山14:00→886m峰14:50→
830m(北沢山)15:15→登山口16:15
桐生市とみどり市の境にある残馬山は気になる山の一つだった。
アカヤシオの咲くこの時期が絶好のチャンスと1ヶ月ほど前からコースを検討していた。
座間峠まで歩いていたのでそちらからと地図を眺めれば地図は破線になっていて上級者向きとある。
三境トンネルから脇からのコースからと考えたがメンバーの中に3ヶ月ぶり2ヶ月ぶりに
歩く人がいるので、忍山温泉山光館からの尾根歩きが歩きよいとあった。
最近このコースを歩いた言うKさんも一緒なので安易に考えてしまった。
ところがやはりこの残馬山は藪山に違いは無かった。
桐生市に入り県道66号線の中居橋から 細い道を忍山川に沿って北上する。 山光館は今や猫とゴミで荒れ放題に化していた。 誰か猫に餌を与えに来るのでしょうか。 餌がゴミと共に散在している。 |
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山光館前を過ぎひと曲がりすると林道の左側に 3,4台の駐車スペースがあり、其の反対の右の 小沢に沿って登山道に入る。 |
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杉林から雑木の道は不鮮明で時々木の枝に 赤いテープがあり、それを頼りに進む。 ところが荒廃した道に空き缶、ペットボトルが 目に付き、気になって拾わざるを得ません 草薮から再び杉林の急登になると峠の鞍部に出た。 道幅は広いが石のゴロゴロした歩き難い道だ。 大きく右に回りこむと右から山道に入った。 |
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ここからは尾根歩きで迷うことが無く ひたすら山頂へ向かう。 830m峰は檜に囲まれた薄暗い木立の中だ。 足元に小さな「北沢山」の標識があった。 |
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北沢山から急降下し、左下の林道に植林作業の 工事車と思われる重機が見えた。 帰路はこの林道終点に下山の予定で多分 工事現場を通過するのだろうと眺めていた。 鹿の防護ネットだろうか、このフェンスに沿って 下り、再び登り返す。 |
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886m峰に「山」の標識がひっそりとあった。 歩きよい道がしばらく続くと岩塊が現れ、 アカヤシオの木が現れた。 |
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期待したアカヤシオは数日前の雪、遅霜にやられ まだ蕾、足元には茶色に変色した花びらが無残に 散っていた。 最盛期は見事な景観だろうと残念! 岩場を慎重に通過し、山頂らしきピークに 何度か騙されながらやっと三等三角点の 残馬山に到着した。 |
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山頂写真 三等三角点 山頂は残雪があり平日の今日は私たち7人の独占の山だった。 と言ってもマイナーな山に週末にも訪れる人は少ないでしょう 風はなく4月の暖かい山で1時間のゆっくりしたランチタイムを過ごした。 |
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さて、これからが問題だった。 ここから先は全くなんの目印も無く 地形図を頼りに下る予定だった。 メンバーのKさんが昨年、簡単に下ったからと 言うので先行してもらった。 急な杉林の中から、沢を下ったがどうも記憶が 薄れてしまった様だった。 沢はゴロゴロした石に落ち葉が重なって 歩き難い 1時間くらい右往左往している様子に メンバーのOさんの足を気遣うと引き返したほうが 良いと判断し、いさぎよく撤退しを戻ることにした。 |
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今日は私の履きなれた靴が破損し修理中のため 爺ヶ岳に履く予定の靴を試し履きに 使用したのだが、これが踵、足の裏が靴擦れが 生じ、下りはよいとして登りが応える。 残馬山まで登り上げがなんと苦しかったことか・・・ 帰路は再び尾根をひたすら南に下った。 |
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ビニール袋にはいっぱいのゴミの収穫。 杉の小枝に足をひっかけたり悪路の山道は 歩行困難でアカヤシオは期待はずれ、展望のない 藪山に貴重な教訓が残った。 |