三ノ沢岳 (中央アルプス)
(2846m)
2009.8.8
コースタイム
 浜川P3:30→車(RV)→菅の台6:30→しらび平7:20→ロープウェイ→千畳敷8:30
  千畳敷8:30→極楽平9:00→三ノ沢岳分岐9:10→ケルン10:50→山頂11:20〜12:00→
   三ノ沢分岐13:45→千畳敷14:20     ロープウェイ乗車2時間待ち
   千畳敷散策 14:30〜15:30

三ノ沢岳は中央アルプス宝剣岳から木曾側に派生する山です。私がこの山を始めて知ったの
は?十年前にアルプス2度目の宝剣岳・木曽駒を訪れたときだった。どの辺りから眺めたか記
憶は定かではないが、同行者から「あれは三の沢岳、なかなか静かで良い山だよ」と教えられ
て以来、私の脳裏からその名前は離れなかった。山頂へ続くハイマツに覆われた稜線が美しく
何時か機会があったらと待ち望んでいた頂だった。

 
コマウスユキソウ

 しらび平から千畳敷まで約1000mを一気にロープウェイで上がる。ロープウェイの窓から
鋸岳から甲斐駒、仙丈、北岳、間の岳、赤石岳、聖岳まで南アルプスの主峰とその奥に富士
山までがずらりと顔を見せていた。心配した天気は何とか大丈夫だろうか。

 千畳敷は既に大勢の観光客、登山者で賑わっていた。駒ヶ岳神社で安全祈願をしてすぐ左
の登山道に入った。丸太と石積みの階段状の道は傾斜は少々きつかったが、両脇にチング
ルマ、シナノキンバイ、コバイケソウが最盛期を迎え、目を楽しませてくれる。




  地獄平から三ノ沢岳
極楽平から左が中央アルプスの主峰空木岳へ、
私たちは右の宝剣岳、三ノ沢岳の稜線に向っ
た。ここから三ノ沢岳のピラミダルな姿が素晴ら
しく私の記憶を蘇えらせてくれた。
稜線にはコマウスユキソウ、ツメクサ、ツガザク
ラ、ミネズオウ、が咲いていた。



  三ノ沢分岐から三ノ沢へ

広い三ノ沢の分岐からすぐ目の前に宝剣岳の峻
険な山頂が望め、山頂に人影が見えていた。
私たちは宝剣岳を背にし、ハイマツと花崗岩の砂
礫を踏み、緩やかな道を下った。右下に時々ガ
スの切れ間から木曽路が見え隠れした。
御嶽山は生憎ガスにすっぽりと隠れて最後まで
姿を見ることは出来なかった。
 


特に危険な箇所は無いが、足の届かない所が何箇所かあって、ハイマツや木の根にしがみ付きながら上がるとかなりな体力を消耗した



静かな山は、今は訪れるハイカー、中には団体さ
んもあって、結構な賑やかな山になっていた。
大きなピークを2つ越えるとケルンがある。


山頂付近は岩稜帯で左を巻き込むと山頂の標識
があった。
山頂の標識からちょっと上にも細い棒の標識が
あった。何時かこの標識は朽ちてしまうのではな
いかと・・・



展望を楽しみながらと言えないのが残念だが憬
れの山頂を踏んだ満足感でランチタイムは至福
のひと時だった。



時々青空さえ広がったり、深い谷から吹き上げて
くる風はなんともいえない清涼感で体をやさしく包
んでくれる。
2日続いた雷雨に今日も不安があって遠くで雷鳴
を2度聞き、ちょっと慌てたが、信州の雷様は軟
弱なのかコワーイ上州女6人に太刀打ち出来な
いのか早くも退散し雷雨は免れ、無事に千畳敷
に到着した。



  三ノ沢分岐より宝剣岳
ところが、ロープウェイの混雑は想像以上で2時
間待ちの状態だ。
喧騒の千畳敷カールを1時間くらい散策。

ここも高山植物が咲き乱れ、特にコバイケソウ、
シナノキンバイ、黒百合、キバナノコマノツメの群
落は素晴らしい。

千畳敷カール

   


   


出会った花たち

     
     コバイケソウ                 コケモモ               チシマギキョウとイワツメクサ

    
     タカネツメクサ               チングルマ                  イワカガミ


     
      ミヤマシオガマ              クロユリ                   アオノツガザクラ

下山後、日帰り温泉 コマクサの湯(600円)で汗を流し、
夕食は近くの食事処“ガロ”にて駒ヶ根名物ソースカツ丼(1260円)
このカツ丼は大きなひれかつが4枚も!とっても食べ切れません
小さめの3枚でよいから980円にして欲しい(^O^)
食べ残ったカツ2枚は勿論持ち帰り翌日のお昼にいただいちゃいましたよ


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