スイス・花のハイキング その2

第四日目  6月22日
くつ フィルスト展望台(2171m)〜くつ ハイキング〜ボルト 

フィルスト展望台からバッハアルプ湖の予定だったが、私たち5人はしっかりと身支度はしてい
たが、他の参加者がスニーカーの人もいたため、コースを変更して展望台からボルトへ下るこ
とになった。
フィルスト展望台までグリンデルワイドからゴンドラを1本で25分の短時間で行くことができま
す。ここからはヴェッターホルン、シュレックホルン、アイガーの大パノラマが待っているわけだ
った。辺りは真っ白な闇に世界だった。

展望台のテラスでは外人のお姉さんたちが雪だ
るまの製作中です。日本の雪だるまよりスマート
です。小川先生のお薦めの紅茶“ローゼ・ヒップ”
6,7CHF(日本円670円位)

冷えた体に温かい飲み物は最高です



雪道を歩いていくと雪に埋もれて健気に顔を出す
花たちが愛しくカメラを向けたくなります
今日もまた視界が悪く日本から「梅雨を運んでき
たのは誰? 」でも小川先生の弁では天気は回
復傾向だからマッターホルンのときは快晴です
よ。
     



次第に天気は回復し上空は青空が広がり始め何
処までも続くなだらかな草原を歩いて行く。
広い牧草地には牛のカウベルが響き渡って時間
の過ぎるのも忘れそうです。
お花畑が牧草地なので写真撮影も好きな所に入
っていける。
オットー!気をつけないと牛君の落し物がいっぱ
いだ。



  
お花畑の一隅でランチタイム。
小滝の音は快い響き、空気を尚一層清らかにさせてくれる

お弁当は持参した山菜おこわとキューりのキューちゃんです。やはりご飯は美味しい!
インスタントの具だくさんの味噌汁も外国では最高!!
 




今日もお花畑に歓声をあげたが相変わらずの雲の緩慢な動きにがっかりだった

ヴェッターホルン、シュレックホルン、アイガーの姿はすぐ目前にありながら遠い存在だった。

明日は世界一美しい村と言われるグリンデルワルトを去らなければならない。


  
     ビストルタ・イブキトラノオ       ブラダー・カンピオン       


夕食はインターラーケンまで電車で30分、ヨーデルディナーショーに向った。
このオプションのディナーは時間とお金の無駄だった。

第五日目 6月23日

グリンデルワルトからバスで約75km1時間30分、ベルンに向った。
ベルンは中世の雰囲気を残し美術館、博物館が多い。
市内観光だが熊公園と言っても熊は何故か1匹もいなくて熊の代わりに女子高生が私達を見
上げておどけた表情で手を振っている。雑草の生い茂る熊の公園が観光スポットに?ここから
直ぐ近くの高台にあるバラ公園へ、よく整備されベルンの街並みの見晴らしは良いがわが故
郷のバラ園のほうが見応えがありそうだ。両方とも無料だからかな?有料でも博物館をコース
に取り入れて欲しいものだ。そろそろ不満がつのり始める私です。次はベルンの中心街へ、メ
インストリートには通りの中心に幾つもの噴水が建ち、中でも子喰い鬼の噴水は子供のいたず
らを戒めるためのモチーフだと言われている。各家庭に水道が整備されるまで貴重な井戸だ
ったそうだ。

  
     美しいベルンの街並み             子喰い鬼の噴水    毎時4分前から動き出すからくり時計


商店街をぶらぶらとしたがグリンデルワルトのようなアウトドア商品の店は見当たらない。高級
品店が多くアーケードの下を歩くだけで疲れてしまった。私には華やかな都会よりやはり静か
な自然の中に浸っているほうが数倍の魅力を感じる。

レストランのランチは名物「ラクレット」ジャガイモにチーズを溶かしたものだ。毎朝パンにチー
ズ、ハムの高カロリーなものばかりで少々ホームシックになりかけた。厚揚げやナスの煮びた
しが目に浮かんだ。

あー無情・・・・・(;.;)
昼食後再びバスで今夜の宿泊地ツェルマットへ向った。ここで大きなアクシデントがあった。カ
ンデルシュタインからカートレインに乗ればトンネルを抜け15分でゴーベンシュタインへ到着す
るのだ。ところがバスがカートレインに乗り込んだところ車高の後部が2,3cm高いと乗車拒否
されてしまった。私達のバスは降ろされてしまい無情にもカートレインは立ち去ってしまった。
 
カートレイン乗り場
陸のフェリーの様なもので縦列に車が乗り込む

もうどうにもならず峠越えするしか方法はないようだった。時間の制限もあるため、バスはグリ
ムデル峠へ猛進した。峠は標高2165m、雪の心配をした。私の心配を他所にバスはぐんぐん
高度を上げる。次第にガスは濃くなってくるし右はスパッと切れて恐怖感で目を瞑っている所で
はない。峠近くには荒涼とした中に水力発電所や美しい湖が現れ、峠の頂上は3mを越す雪
の回廊が続く。なかなかの景観だ。峠を越えると快晴になって眼下にヘアピンカーブの道が続
いている、車に弱い私は少々気分が悪くなった。
小さな村を幾つも通過し、それぞれの村に教会があって長閑な農村風景に私はとっても癒され
た。
勿論、今日の観光ゴルナーグラード展望台は行くことが出来なかった。今日の宿リッフェルベ
ルク(2582m)へ到着したのは夕方6時頃だった。





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