スイス・花のハイキング その1

2009.6.19〜6.28

私の夢、スイス行きがやっと実現しました
帰国してしばらく頭の中は靄って整理するのに時間が必要でした。

慌しくも巡り歩いたスイスの山はどこもかしこも絵になる景色でした
前半は思いがけない雪に見舞われ惜しくも
アイガー、メンヒ、ユングラウの雄姿は望めなかった
中盤は巨人のようなマッターホルンを
仰ぎ見ながら歩いた2日間は強烈に私の脳裏に焼きついています
後半は国境越えの次々のアクシデントに肝を冷やしました

数々のハプニングと共に良き山の仲間たちと
過ごした10日間はやはり私の夢のような毎日でした


  旅 行 日 程 表

6月19日 成田飛行機ミュンヘン飛行機チューリッヒバスグラットブルグ             (ヒルトンエアポート泊)

6月20日 グラットブルグバスルツェルン(カベル橋・時計塔・市内観光バスグリンデルワルド〜(ゴンドラ)〜
        メンリヒェン展望台(2229m)   
         展望台〜くつハイキング〜クライ・ネシャイデック  約4.5km     
  アイガーグレッチャー(2320m)   (ゲストハウス泊)

6月21日 アイガーグレッチャー電車ユングラウヨッホ展望台(3571m)電車クライネシィデック
        クライネシャイデック〜くつハイキング〜アルピグレン 約4.5km                 
   
 グリンデルワイド  (ホテル シュピネ泊)
6月22日 グリンデルワルト〜ゴンドラ〜フィルスト展望台(2220m)
        フィルスト展望台〜くつ ハイキング〜ボルト   約4.2km
         ボルト〜ゴンドラ〜グリンデルワルト                     
   グリンデルワイド  (ホテル シュピネ泊)
 
6月23日 グリンネルワイドバスベルン(市内観光) 熊公園、バラ公園、時計塔〜バス〜テーシュ駅電車
       カンデルシュタインバス〜グリムデル峠〜ツェルマット電車リフェルベルク
                           ツェルマット山岳ホテル  (リフェルベルク泊)

6月24日 リフェルベルク電車〜ゴンドラ〜ケーブル〜ゴルナード展望台(3089m)
        ロートホルンパラダイスくつハイキング〜スネガ  約8.5km
         スネガ〜ゴンドラ〜ツェルマット
                                        ツェルマット  (アトランタ泊)

6月25日 ツェルマット電車〜(ゴンドラ)〜クライマッターホルン展望台(3883m)〜ゴンドラ〜
         シュヴァルツゼパラダイス(2583m)
       シュヴァルツゼパラダイス〜くつハイキング〜フーリ  約8km
         フーリ〜ゴンドラ〜ツェルマット                             
ツェルマット  (アトランタ泊)
6月26日 ツェルマットバス国境越えフランスへモンブラン観光
       エギーユ・ドウミディ展望台 (途中まで)
シャモニー  (メルキュールホテル泊)

6月27日 シャモニーバスジュネーブ飛行機フランクフルト飛行機
6月28日 成田空港着 AM8:00


スイスの3大名花


エーデル・ワイス


アルペンローゼ


トランペットリンド(エンチアン)




成田を飛び立ち乗り換えのミュンヘンに着陸し
た。長時間の飛行にくたくたの私はもう、海外旅
行は今回限りにしようと思っているときだった。
無事に着陸したかと思っていたが、いきなりストッ
プした。何やらきな臭い匂いに機内は包まれた。
乗務員が慌しく動き回ってあちこちの扉を開けた
り点検している様子だ。何かあったらしい。
乗客は意外と落ち着き払っていた。
やがてアナウンスはエアコンから発煙し無事に消
化したと・・・・
ロビーから飛行機の周りに消防車が取り巻いて
いた。ますます飛行機が怖くなった。

無事にチューリッヒのヒルトンホテルに落ち着いたが翌日は山岳ホテルに宿泊のため、ザック
に一泊分の荷物、スーツケースは翌々日のホテルに搬送する。慌しいく室内を動き回った。
気をつけなくてはこの場面でニュージーランドで小指を骨折したのだ。

第二日目  6月20日   
くつメンリヒェン展望台(2239m)〜クライネ・シャイデック

           カペル橋
午前中はルツェルン観光。
カペル橋、時計塔など市内観光した
川沿いには市場が開かれて屋台の店に果物、チ
ーズ、古着、たくさんの人で賑わっていた。

14世紀前半に建造された全長204mの屋根つ
きの木橋。17世紀に梁にルツェルンの歴史や守
護神の絵111枚のが飾られたが火災で焼失し、
まだ焦げた跡が生々しい絵もあった。
   
     
昼食後バスで約2時間グリンデルワルトへ移動し
メンリヒェン展望台(2239m)へ、ヨーロッパ最長
のゴンドラで30分の乗車だ。眼下にスイスの農
村風景が絵のように広がってきた。天気が良け
ればアイガー北壁が見えるはずなのに生憎ガス
が漂い山頂を望むことが出来なかった。展望台
に上がれば雲の上にと期待したがガスは深く立ち
込めて展望は全くない。



        アイガー北壁がちょっと見えます
ここから山岳ガイドの宮本嬢の案内でクライネ・シ
ャイデックへ4.4kmのハイキングだ。
メンリヒェンからは下りの道が続き、小雨模様で
展望は利かないがお花畑には日本の高山植物
に似た花が次々に現れた。
   
このコースで出会った花の一部です
  
     コケマンテマ                ヨウシュ・ユキワリソウ         ソルダネラ・クテリナ

  
    プリムラ・アウリクラ              パルトシア・アルピナ          イワダイコンソウ

  
   クリンセマム・アルピヌム        リナリア・アルピナ          ラナンキュラス・ビネウス 

  
    シレネ・ディオイカ               セイヨウ・キンバイソウ            オキナグ

 


帰途の車窓からアルプスの山を走るおもちゃのような登山電車や牧歌的な風景やマーモット
の可愛い姿に満足だった
   
車窓の風景
   

今夜の宿泊のホテルは標高2320mにあるユングラフ鉄道の鉄道員の宿舎に使われていた
ホテルだ。夕食はここから5分ほどのレストランへ小雨の中を出かけた。
バス、トイレは共同だったのでシャワーは止めることにした。 

第三日目   6月22日
     くつ  クライネ・シャイデック〜アルピグレン



 
昨夜レストランからの帰りに霙だったが、今朝は
窓の外は一面真っ白だった。登山電車に乗って
ユングフラウヨッポ・スフィンクス展望へ向った。
結構な傾斜を走る電車はラックレール方式で日
本の碓井峠のアブト式もその一つだそうだ。


     
                  氷の宮殿
                         
スイスのどこへ行っても日本の観光客が大勢いるがこの展望台もすれ違う人は殆んど日本人スだった。
勿論展望は全くなくてモノクロの世界だった。

クライネ・シャイデックに戻りここで大きなテントの
レストランでランチタイム。次第に青空が広がりア
イガーの姿がちらり見えたが気まぐれな雲たちは
また山頂にまつわりつき全容をなかなか見せてく
れない。
クライネ・シャイデックの駅の近くの丘に作家新田
次郎氏の記念碑があった。ここは著書「アルプス
の谷、アルプスの村」を書き綴った憧れの場所だ
ったのでしょうか。

  
        ガスの切れ間に周りの山々          新田次郎の記念碑



テントはレストラン

 昼食後、今日からプロカメラマンの小川清美先生がハイキングに同行することになった。
ところが、な!な!なんとしたことか・・・私のカメラが作動しないのです。(☆o☆)
信じられない・・・愕然としてもうやけっぱっちで先生の話も聞く気になれません。
そんな私を気遣い?をしてくれたのはメンバーのH氏でした。好意に甘えてカメラを拝借し、何
とか記録を残すことが出来た。



  
お花畑の中を一日歩く

      

 

この時ほど一眼レフのカメラを羨ましく思ったことはありません
先生のご指導を頂きながらゆっくりと高度を下げて歩いた。広い牧草地に牛たちが大きなカウ
ベルを首に下げお花畑の中をのんびりとしている。
カウベルの大きさと音の大きさには驚きたが、1日中ガランガラン聞いていなければならない
牛はさぞ煩いことでしょうね



登山道から道のうねりと共にアイガーの様々の表情を見ることが出来るそうだが
雲はアイガーが余程お気に入りなのか離れることが無かった
ホテルのベランダから手に届くような位置にありながら山頂はガスに包まれていた

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