屏風岳・焼石岳
 (1817m)  (1548m)
2009.6.13〜14

薄明るくなった道を集合場所へ向う。もう街は目覚めて国道を走る車は多い。
東北道をひた走り白石ICを7:25に下りた。
蔵王エコーラインに向い苅田峠(標高1600m)に到着。
路肩には既に多くの車が駐車し、空きスペースを見つけ何とか割り込み駐車した。

13日  屏風岳

コースタイム 
  市民プールP4:00→車(RV)→蔵王エコーライン登山口8:35→杉の峰9:50→芝草平10:10→屏風岳11:15→
        芝草平(ランチイム)12:25→蔵王エコーライン登山口14:00→→車(RV)→→鎌倉温泉(泊り)15:00

苅田峠から南の山を南蔵王、最高峰の熊野岳
周辺を中央蔵王、雁戸山周辺を北蔵王を呼ん
でいるらしい。
今日は南蔵王の屏風岳まで途中の芝草平はお
花畑
登山口から道は緩やかに下って行く。これは帰
りは辛いぞ?ま、歩行時間が短いからそれ程
疲れないだろう・・・・


登山口周辺にノビネチドリ、ハクサンチドリが
姿を見せていた。
苅田峠は標高1600m、冷やかな風が頬を通り
すぎていく。

避難小屋の標識を左に見送り始めて登りらしい
道なった。前山への登りである。登りは短く
前や
山からも小さなピークを幾つか越える。


笹原にオオシラビソの道は泥んこ状だったのだが、翌日の焼石岳の泥んこと比較すれば印象は薄い。


背後を振り返れば遥かに蔵王エコーラインが霞んで見えた。
今年は関東、東北が一緒に梅雨入りし、今日は予報に反して雲が低く垂れ込め今にも振り出しそうな空模様だ。


  
    イワナシ                ショウジョバカマ(白)             ショウジョバカマ



  
    ヒナザクラ                     イワカガミ                ミネズオウ


  
      ヤマザクラ               ムラサキヤシオ             ミヤマハンショウヅル


     
          ベニバナイチゴ              今が一番元気なチングルマ

    
芝草平のチングルマの群落
杉の峰山頂
 ガスって展望はないが、梅雨時とあれば降ら
なければ良いと思うしかない(;;)



       屏風岳山頂
たおやかな山頂に一等三角点があった
少々雨脚が強くなったようで芝草平のベンチま
で戻ってランチタイムにすることにした


芝草平に到着する頃、雨も上がってゆっくりとラ
ンチタイム。 ラッキー!!(^O^)



下山は往路を戻る。
途中の苅田峠避難小屋分岐の標識からから2
分くらいの避難小屋の下見。
ちょっと私には泊れそうもありません



予定通りひなびた1軒宿、鎌倉温泉に到着
左の建物に宿泊です
右は食事処、風呂場、売店など

ちょっと熱めの温泉に浸かり汗を流し、ビール!ビール!
美味い!!(⌒‐⌒)


14日   焼石岳
 コースタイム 鎌倉温泉4:30車(RV)→→つぶ沼登山口7:30→石沼9:30→銀名水10:50〜11:30→
     姥石平12:30→焼石岳山頂13:00〜13:25→姥石平周辺散策13:40〜14:20→銀名水15:20→
       つぶ沼登山口18:15

鎌倉温泉で朝食におにぎりを2つ作っていただき
今回のハイライト焼石岳を目指します
昨年の大地震で一年延期になった焼石岳、期待で
胸が膨らみます。が・・・中沼コースが通行できないため
ロングコースのつぶ沼コースです
登山口に向う道からも昨年の地震の被害の凄さが伺われました。

計画表は11時間の行動時間は花の写真撮影タイムを充分に考慮した
ものです。有難い設定に感謝です。



つぶ沼登山口の広い駐車場には既にたくさ
んの車が並んでいた。
水洗トイレも設置され、さすが花の100名山の
登山口に相応しく清潔感がある。



歩き始めてまもなく美しいブナ林に感激!
ウグイス、ホトトギス、コマドリ、ツツドリ等のさ
えずりに澄んだ森の空気が一層透明度が増
すようだ。
これと言った急な登りは無く、樹林の中の登
山道は単調な道だが、泥んこ状には参った。
歩き方の下手な私はスパッツの上まで泥まみ
れだ。

樹林の間に神秘な石沼が現れ、この付近は
地震で大分、崩落している所がある。


歩き出して3時間、前方に雪渓を抱いたたお
やかな山が現れ、疲れも飛んでしまう。


何箇所も湿原が現れて水芭蕉の清楚な姿、
今が一番のリュウキンカ
 進むほどに色鮮やかなシラネアオイ

次々に姿を現す可憐な花たちに交替でカメラ
を向け山頂までまだまだ遠い



        銀明水

やっと昼食の予定地 銀明水
銀明水は滾々と湧き出して甘みがあって汗ば
んだ体に染み入るようだった。

こんな湧き水を見ると夫を想い出し目がウル
ウルしてしまう。食欲を失くした夫が山の湧き
水が飲みたいと言っていたが夫の容態が悪く
て山歩きすることが出来ず飲ませてやること
が出来なかった。湧き水があると下山時に必
ず汲んで仏前にお供えすることにしている。



銀明水を過ぎると雪渓が現れ、何度か雪渓
を渡る。次第に上空に青空が広がり始めた。



姥平付近でカメラ片手に格好良い男性にあっ
た。私のほうにカメラを向けているようなので
私も逆に写真を撮りました。何と、NHk盛岡
の映像のスタッフでした。なかなかのイケメン
です。

私達の同行のメンバーの2人が取材を受けた
ので、放映日を聞くとまだ未定とのこと。放映
日が判ったら教えてとお願いした。

ウーン!楽しみだなあ(^.^)
でも、時たまぼつになることもあるから・・・


お花を見ながら私達の足は遅々として進みま
せん (^O^)(^O^)
山頂は大勢のハイカーの姿があった。
山頂からは素晴らしい展望で皆さん大満足で
した



姥平から東焼石岳へ向うお花畑は半端じゃないです



お花畑に大満足なメンバーたち
後方は焼石岳
 
   素晴らしい花の山に下山もルンルンのメンバーたちです
花を充分愛でながら心に深く残る山行でした

出会った花たち

    
花も盛りのシラネアオイ


   
      キヌガサソウ         リュウキンカ          タニウツギ


    
     ミヤマキンバイ        ギンリョウソウ           コミヤマカタバミ


    
       ミズバショウ               チングルマ            ツバメオモト


    
      ユキワリコザクラ             コイワカガミ            キンラン


    
    ハクサンイチゲ         ミヤマシオガマ          シロバナヨツバシオガマ  
 

   
     ヒナザクラ             ミヤマダイコンソウ           ムシトリスミレ


   
     ウメバチソウ           ユキワリコザクラ          アラゲヒョウタンボク

この他にもたくさんの花がありました。そして、夏から秋に咲く花たちも既にスタンバイ状態で
真夏の太陽を待っているようでした。


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