座間峠・大畑山
2009.3.23

 4月26日の恒例、足尾植樹祭に今年も我がハイキングクラブの参加者は多数予定です
植樹は半日で終了するので、昼食を済ませて帰宅するわけにはいきません。そこで帰路に2
時間ほどで登れる山を検討することにした。足尾からの帰宅途中の国道122号線沿いから簡
単に登れそうな山を物色することにした。
 まず、座間峠、大畑山、五覧田城址の3つの山の下見に出かけた。


                     座間峠
 コースタイム ふるさと童謡館7:45→展望台(林道)8:30→座間峠9:15→ふるさと童謡館10:40

 122号線を足尾方面に向かい草木ダム下の座間地区に下った。ここにふるさと童謡館の施
設があって広い駐車場がある。生憎と月曜日は休館日のためかトイレは鍵がかかっていた。



童謡館の前を南西に向うと左側に「座間峠ハイキ
ングコース入り口100m」の道標があった。100
m先を左に入る。
舗装された作業道をしばらく進むと山道らしくなっ
て傾斜はきつくなりつづら折のみちが続いた
体がホカホカしてくる頃林道に出た。まだ新しいこ
の路はここが終着地点。

       草木湖


       男体山




林道から丸太の階段を上がるとそこから草木湖
が一望できた。
辺りに木材が切り出され積み上げられてあった。
材木の運搬用の林道なのだろうか。

 男体山、袈裟丸山方面が見渡せた。

しばらく落ち葉を踏みしめ緩やかな道を歩くが、
山は咆哮するが如く、強風が吹き荒れその音は
半端ではない。


熊ちゃんによって破壊された標識は今はこんな立
派な標識に変わっていました

この峠は残間山、鳴神山の縦走路に歩かれてい
るようである。

私たちは強風の吹き荒れる峠を早々に引き上げ
次の登山基地の大畑の集落に向った。


                   
                   大畑山

コースタイム 
   前原邸登山口11:20→ピーク12:50〜13:25→大畑山13:45→ケーブル線沿い→登山口15:35



 登山口は以前に確認してあったので花輪の集落から登山口の前原邸は直ぐにわかった。
最奥の民家とあったから現在は廃虚化しているかと思えばなかなか立派な構えのお宅である

最奥の民家、前原邸です。門の前を通って山側
に進むと石の階段が見えた。


ここが大畑山の登山口です
この上に更に荒れた石段が200段続いていた。
石段の脇には庚申塔や石碑が壊れ無残な姿で
横たわっていた。
200段の石段は傾き危険で足を乗せられない状
態だ。仕方なく急斜面の獣道の歩き良さそうなと
ころを見つけメンバーはばらばらと植林の中を上
に這いずりあがった。

支尾根に這い上がり少し進むと路は次第に傾斜
がきつくなった。左が植林、右が雑木林。
ガイドブックに載っていないこの山、なのになので
す! 私は不覚にも地形図を車内に置いてきてし
まったらしい。
低山だし、迷ってもそれ程危険はないと思った。
尾根はますます急になって立ち木に縋り、苦しい
登りが続いた。
なんと私はストックまで忘れてきてしまったので
す。
枝を拾ってストックにし、よいこらよいこら(;;)
   うっちゃん頑張れ!!

ようやく尾根に上がり左前方に大きなピークが見えた。しかし大畑山は右の南西方向なのだ。
ここから左右に樹幹に赤いスプレーの印が頻繁に目に付いた。右方向にはそれらしきピークは
ない。(実際は右の杉林の奥が大畑山だった)

ちょっとおかしい?右方向は緩やかな下りだ。とにかく左のピークへ行ってみよう。樹幹の赤いス
プレーを目当てに行ってみたが、山頂のアンテナは見当たらない。陽だまりを見つけランチタイ
ム。彼岸を過ぎたと言えまだまだ山は冷え込んでいる。30分で皆ザックを背負い始めた。下山
は往路の急斜面を使いたくない。赤いスプレーを辿り、上がった尾根を反対方向へ下山した。杉
林を過ぎると な、なんと前方に小さなピークがあるじゃん o(^o^)o

       大畑山山頂



そして、小さな祠がひっそりとあった。
おー!間違いなく大畑山だ!
二つ目のピークにアンテナの立つ大畑山の標識
に出会うことが出来た。
山頂は雑木の中で展望はなかったが諦めかけた
山頂に感激した面々でした。



今咲き始めた福寿草
 
歩きにくい落ち葉の路
 下山はケーブル線に沿って一直線に下った。
落ち葉の下に石がゴロゴロして枯れ枝に足をからませたり、ここも恐々とした気の許せない道
だった
途中に咲き始めた福寿草やカタクリの花に本当に慰められた。

  
          カタクリの花                   ニリンソウ

ちょっと迷い、展望のない山だったけれど充実した楽しい山だったことは確かなようです

今度は山頂から周回コース小夜戸集落へ下りてみたい!ヤブ山の魅力いっぱいの山でした


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