父不見山
(ててめいじやま)
1047m
2009.2.2
コースタイム
 浜川P7:30→車(RV)生利登山口9:40→杉の峠11:15→父不見山頂(11:45〜12:40)→長久保の頭12:50→
  坂丸峠13:20→坂丸林道線13:50→小平登山口14:30

父不見山は今回で4回目、最初に訪れたときは大雪の降った後で、杉の峠の途中でギブアッ
プしてしまった。まだ登山をはじめたばかりで、つぼあしで膝まで雪に埋もれながら林道を歩き
体力の限界でスゴスゴ引き帰すはじめての山だった。

その後、訪れた時と山頂付近は様変わりをしていた。山火事の跡は植林されて視界が悪くなっ
ていた。

今回は生利から反対の小平に下りることにした。6人は2台の車に分乗し、1台を小平の登山口
の前の空き地に回した。6人はワゴン車に乗り込み生利登山口に向った。

登山口から林道を最奥まで乗り入れようと思ったが、1昨年の台風の爪あとだろうか、ここも林
道はかなり荒れ気味で進入を断念した。


薄暗い杉、檜の植林の道を木洩れ日をうけなが
ら賑やかに6人はお喋りに花が咲いていた。遠く
で何か工事の機械音が山中に響いている。
前方に青空が広り早く明るい尾根に出たいと心
ははやる。






今朝方2時過ぎに浅間山が小規模の噴火し、火山灰がここ西上州の山中にまで降灰したらしい。落ち葉を白く包み、歩くたびに白い煙が立ち上がり登山靴、ズボンの裾は真っ白になってしまった。火山灰は南東200キロにも及んだそうだ。

1時間くらいでやっと杉の峠に到着した。
この辺りが山火事に見舞われたところだろうか。峠のシンボル杉の大木は命尽きたのだろうかそれとも落雷だろうか無残な姿になっていた。
南斜面は展望が良かったが、火災後、植林された檜は私の背丈を越すほどに成長しすっかり様相が変わっていた。所々に黒焦げの木の根が痛々しい。
今は明るい尾根もいつか鬱蒼とした薄暗い樹林の山になってしまうのだろう。




明るい尾根は山頂へ向っている。
ゆっくりと登りあげると小平の登山口で会った若
いカップルが楽しそうにランチ真っ最中。

今まで人に会うことがない静かな山は、平日の
今日はまさか人に会うとは思ってもいなかった。

若い男性は消防署勤務、とても逞しそうでこんな
方が私達を守っていてくださると思うと老いの
我々はホッとしますね。

いつものようにたくさんのご馳走を囲んで賑やか
にランチタイム。若いカップルは
「うわー!凄いですね、カロリー摂りすぎじゃない
ですか?」
「そうなのよ、山に来ると2キロは体重増えてしま
うんですよ」








昼食後、山頂を後にし長久保の頭に向った。急
斜面を10分登り返すと見覚えのある我がクラブ
県境隊のボスK氏手作りの標識があった。
わずか20mほど父不見山より高い。




                          








長久保の頭から南に秩父の山並がはっきりと望
むことが出来た。特異な山容の武甲山がその右
に両神山が鎮座してとても立派に見える。








落ち葉を踏みわけ坂丸峠へ。なるほどガイドブ
ックにあったが全国5万分の1地形図中、峠の
数が最も多いのが「万場」だそうだ。万場から埼
玉側へ幾つもの峠があるようです。

坂丸峠の古木の陰にひっそりと小さな祠があっ
た。
林道へ続く道は沢状に落ち葉の吹き溜まり、落
ち葉のラっセルを楽しみながら歩く。




途中から御荷鉾スーパー林道におにぎりのような三角の山頂の赤久縄山、稜線状に御荷鉾山が素晴らしい。
今年は雪が少なく今の時期は西上州の山は陽だまり山行を楽しむには最高です。










「坂丸峠から先は枝道が多く迷いやすいですよ」
と消防署の男性のアドバイスだったが、すんなり
と坂丸林道に下ることが出来た。そこには立派
な標識が設置されてあった。






眼下に万場の民家の屋根が見え、小平登山口に駐車しておいた我々の車がぽつんと待って
いた。
道の駅「万葉の里」でトイレタイム。
そして地場産の野菜や食料を買い込み帰宅を急いだ。



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