高畑山〜倉岳山
2009.1.4

コースタイム 浜川P6:00→車(RV)→登山口(小篠公民館)8:00→石仏分岐8:40→高畑山10:10〜30→天神山
       10:55→穴路峠11:05→倉岳山11:30〜12:30→穴路峠12:50→とちの大木13:20→石仏13:50
       登山口14:25

今年の初登山です。暮れから足の故障に泣きしばらく山から遠ざかっていた私は少々気が引
け気味でした。小篠公民館から登山口に向う路は狭く車がやっと通れる位だ。

登山口に向う途中に赤い鳥居の小さな祠があっ
た。なんとここには山の神が祀ってあった。メンバー
全員が安全登山を祈願して手を合わせた。私も奮
発して十円で今年一年の安全を祈願した。
たった十円で一年の祈願だって?と云いたいかもし
れないが、十円入れた私の後ろでついでに私もと
手だけ合わせた方がいたようですよ。
         山の神神社

貯水池付近の進入禁止の場所に車が数台駐車してあったが、登山者かと思ったら狩猟の人
たちの車だった。今日は地元の人たちが数人狩猟犬を連れてイノシシ狩りに山に入っていた。
これから尾根に向かいいのししを追い上げての作戦を練っている所だった。確率は何パーセ
ントくらいですか?の問いに一人は80%と自信たっぷり、その傍らで小さな声で5%ですよ。
持参のライフル銃はずっしりと重く、ハンターもかなりの体力が必要なんすね。

 しばらく進むと石仏のある分岐。ここにもハンターが寒そうに焚き火で暖をとっていた。私たち
は分岐を右に、次第に道は斜度を増してしばらく振りの山行に私はちょっと冷め気味になっ
た。(あー、家でコタツにもぐっていたほうが良かったかな・・・)
 

     霜柱の華
枯葉のそおっと落ち葉を分けてみると蝋細工のよう
な華奢な白い花があちらこちらに顔を覗かせてい
た。
霜柱に華だそうだ。枯れた細い枝からでた息吹が
凍りついたのだろうか。

冬枯れの山に小さな自然造形物に思わず見惚れ
てしまった。

急斜面のジグザクを登りきり尾根にさしかかった時、森閑とした山にババーン、ババーンと2発
先ほどのハンターのライフル銃の大きな銃声が轟いた。いよいよ猟が始まったかと思ったらそ
の2発で終わりだった。イノシシをもう射止めたのだろうか。

檜の植林を抜けると高畑山の山頂に飛び出た。目の前に富士山がどっかりと姿を現した。
まわりの樹木が成長したのか富嶽12景の割には富士山が可哀想である。

  
                                     高畑山頂から富士山

ここから下り倉岳山へ向う。前方に聳える倉岳山は妬けに高く大きく見える。こんなに下ってし
まうの(;;)  だが、近づくに従って斜度は緩くなってきた。見た目ほどでなかった。やれやれ
と胸を撫で下ろす私だ。皆さんとっても元気だ。
穴路峠は小さな峠でここから再びわずかだが急な登りになった。途中の樹幹から南アルプス
の白峰三山が見えた。山頂からはもっとよく見えるかと期待が大きかった。ところが倉岳山の
山頂からはアルプスは樹林のかなたで見ることが出来なかった。

  


 久しぶりの賑やかな山頂である。1時間たっぷり暖かな陽だまりでランチタイムを楽しみ下
山。
穴路峠から沢沿いの登山道を石仏の分岐へ下った。途中にトチの大木に出会ったが樹齢は
何年くらいだったのだろうか。

石仏の分岐から往路の道を辿ると、生々しい血痕が落ち葉を染めていた。ははーん?今朝ほ
どのハンターはやはり2発でイノシシを射止めたのだ。今頃イノシシ鍋を囲み旨い酒でも飲んで
るのだろうか。

そして駐車していた公民館に戻ると地元消防団の若い衆が新年会らしく宴たけなわだ。
今日は冬だというのに何故かとっても喉が渇いた。
アーッ! 私も泡の出るジュースが飲みたい!!



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