子 檀 嶺 岳
(こまゆみたけ)
1223m
2008.9.15


コースタイム 浜川P車(RV)大宝寺8:00→当郷登山口9:15→強清水9:45→岳ノ平鳥居10:05→山頂10:50〜11:30 
         →仏岩12:00→登山口12:25→大法寺13:35


 小さい秋を見つけに長野青木村に向かった
そこには期待通りの郷から山に小さな秋の風景がいっぱいだった



国道143号線を上田から青木村に向かうと大法寺の標識を見る。
大法寺の広い駐車場にトイレもある

国宝大法寺の三重塔

折角だからと石段を上がってゆくと右の小さな社務
所に人の気配 ありゃ?
拝観料100円頂きます
(えー?この間の羽黒山の五重塔は無料だったの
に・・・境内の隅にあるだけで裏から入れば拝観料は
要らなかったのに・・・)
しぶしぶ100円払うことに。
でもいいっか、トイレも、駐車場も利用するのだから


ここから車道を子檀嶺岳の麓の竹の下、菅社の部
落を通って当郷コースの登山口まで人家の庭先を眺
めながら歩く。
何処の家にもコスモスや秋名菊の色とりどりの花、
信州の山郷らしくりんごの木は収穫期を迎えりんご
が美味しそうだ。

ここまで車利用の場合は数台は駐車可能だ。

周辺に栗の木がたくさんあって栗は大きく実が弾け
そうだった。
ここにも秋があった。







登山道に入るとすぐに竹林、手入れが行き届いて明
るく気持ちよい
   







竹林の次に赤松の林が続く。
マツタケの収穫期をむかえ、木の幹に
買主、地主、山主の張り紙がしつこく目に止まる。


  



赤松の幹は芸術的な曲線を描き、根元は細い松の
葉がこんもりとしている。 
(フム?この下にマツタケがひょっこり頭を覗かせて
いるかもな?)

ちょっと松の根元をかき分けて見たかった。
しばらくするとさらさらと水の音が静かな山に響く。
こんな乾いた山なのに登山道から20m入った所に
水場があった。“強清水”だ。





冷たい水に元気をもらい、赤松の中を進むと信仰の
山らしく鳥居が現れた。ここが岳ノ平だ。急斜面の中
になぜか平坦な広い道が300mほど続いている。こ
こからが急な登りになって、次第に上部が明るくなり
山頂の一角に出た。
 






  里山に咲く花は高山植物の華やかさはないが、雑草の陰にひっそりと佇む姿は風情が 
  あって心魅かれるものがあ

  
     ノコンギク            かやの実             トリカブト
    
  
      キオン                ミズヒキ          ツリフネソウ

     山頂から麓の景色

           仲良く並ぶ三つの祠




山頂には3つの麓の祠が並び、眼下に三つの祠の集
落が箱庭のように眺められた

山頂であったただ一人の新潟からはるばる訪れた
登山者は近隣の山を登りつくし、ちょっと気になるこ
の山に来たそうだ。

山頂の展望は北アルプス、八ケ岳など素晴らしいそ
うだが、今日は生憎雲に同化して近くの独鈷山、夫
神山が見える程度だ。




下山は村松西洞コースを辿ることにした
山頂から直ぐに田沢尾根コースと分岐する。
分岐を左の急斜面を下るが、仏岩までの斜面は急で滑りやすく30分は緊張の連続だった。トラロープでも欲しい所である。
このコースはあまり踏まれていないのか登山道は雑草に覆われ荒れ気味の道だ。
丸太の橋を渡ると林道に出る。そこにまだ新しい登山口の標識があった。






  蕎麦畑の向こうに夫神山
ここから村松の集落を抜け大宝寺までおよそ1時間、再び民家の庭先の花々を楽しみながら車道を歩く。車道沿いにも秋色の景色が広がっている。
稲穂は黄色に染まり頭を下げ、蕎麦の花は一面に真っ白に秋の風に揺れている。

大法寺の石仏たちに迎えられ、初秋の5時間あまりの周回コースは小さな秋がいっぱいの満足な山だった。





萩とコスモス




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