早池峰山・秋田駒ヶ岳
1917m      1637m
2008.6.28〜29
第1日目 
コースタイム H公園3:00→バス→小田越登山口9:40→5合目11:15〜12:00→山頂12:40〜13:00→5合目13:40
       →小田越登山口15:00

 今回の山行は東北の名山を二山早池峰山、秋田駒ヶ岳である。
花の早池峰山は人気が高く、参加者は21名に膨れ上がった。リーダーのK氏は早速マイクロ
バスを手配し、早朝3時に集合場所を予定通り出発。私は車酔いが心配でいつもより30分早く
家を出る。これがちょっと辛い所だ。
 参加者は女性19名にリーダーの他、唯一の男性 I 氏は少々戸惑い勝ちの様子だ。
いつもの事ながら我がクラブの女性パワーは凄い!
 バスは深夜割引に間に合うようにバスは佐野ICに向かう。少しでも参加費を安くメンバーの
負担を軽減しようとリーダーは何かと配慮してくれる。

暗い車窓を眺めているうち、私はいつの間にかうとうとしてしまった。その間もドライバーのK氏
はひたすら東北道をまっしぐらに走る。

岳でシャトルバスに乗り換える。林道脇の自然林はことのほか美しくシャトルバスは緑のトンネ
ルの中を走り、小田越登山口に到着した。ここで携帯トイレを希望者は購入、私は殆んど山に
入ればトイレは無用なのだが、物は試しに1つゲットしてみた。

さすが100名山とあって登山者は多い。中でも早池峰
山はウスユキソウが最もエーデルワイスに似ているの
でナンブトラノオと共に人気が高いようだ。
登山口からアオモリトドマツの生い茂る樹林の下は
小さな白いマイヅルソウ、オサバ草、ズダヤクシュ、カ
ニコウモリの花が出迎えてくれる。
木道を過ぎて樹林を抜けると展望が一気に広がった。
そして蛇紋岩のツルツルした岩稜帯に変わった。


岩は登山者の靴でぴかぴかに磨きがかかって濡れていれば滑ってしまう。
高度が上がるにつれて花の種類は増えて、数は多くなる。疲れは花に癒され感動に変わってしまう。

ハヤチネウスユキソウは純白のドレスをまとい気高く繊細な姿である。次に目を惹くのは
淡いピンクのナンブトラノオが華奢な体をそよ風に震わせている。もうこれで充分満足なのに神様はまだまだ私達を夢の花園に招いてくれる。


    
     ハヤチネウスユキソウ             ナンブトラノオ

  
  ミヤマアズマギク          ミヤマオダマキ       ミヤマシオガマ
  
  ナンブイヌナズナ           イワウメ          ミヤマキンバイ

   
     キンロバイ          コイワカガミ            チングルマ
         
 山肌を赤く染めるミヤマシオガマ
 このほかにもホソバイワベンケイ、キバナノコマノツメ
が黄色の群落を見せている。




長い鉄梯子を登り最後の急登で剣が峰の分岐だ。山
頂へ向かう道は木道が続き、みねざくらが遅い春を告
げていた。


 
山頂の一等三角点




 山頂から辿ってきたコースを眺める気分は最高!!
梅雨の晴れ間に花の名山を堪能し、明日も天気でありますようにと
祈りながら今宵の宿、あづまね温泉“ききょう荘”へ向かった



第2日目
 秋田駒ヶ岳

コースタイム  ききょう荘5:00→バス→6:30八合目登山口6:45→阿弥陀池8:00→男女岳8:25→阿弥陀池8:40
      →横岳9:05→焼森山9:25→湯森山10:30〜11:05→8合目登山口12:00

 朝5時宿泊地あづまね温泉を出発し、紫波インターから東北道を盛岡インターで下りる。
 8合目の冷たく美味しい水は体中を清めただけでなく
すっきりと目を覚めさせてくれた

 ここは旧硫黄鉱山跡、荒涼とした景色は駒ヶ岳から
は想像できない
しばらくすると日本で一番深いと云われる田沢湖を見
ることが出来た。
夏には家族連れで賑わい、湖畔で水遊びする子供た
ちもいるそうな。



阿弥陀池に向かって颯爽と歩く私です。とても?歳には見えないでしょう。
高校時代にダブルハットというニックネームの女教師がいました。ふと、今思い出しました。バ
ックスタイルはしなやかにお尻をふる姿にハッとするのですが、前に廻ってまたびっくり。チョウ
 ブスなのです。誰が考えるのか女子高ってとんでもないあだ名をつけるのですよ。




秋田駒ヶ岳の山頂
やっと春に目覚めた山頂は尾根を渡る風は冷たく関東
とは大違いでした。
山頂から阿弥陀池に戻り、避難小屋の前から横岳〜
焼森山〜湯森山を歩き最後は笹森山を巻いて8合目
登山口に戻った。
 早池峰山と同様にこの山もお花にあふれていた。
特に、ヒナザクラ、ミヤマハンショウズル、ムシトリスミ
レ、コマクサ、タカネスミレ
イワイイチョウなど多くの群落があった。


焼森山の山頂付近の火山礫に一面にピンクのコマク
サ、黄色のタカネスミレが鮮やかに広がっていた。


  
  ヒナザクラ          ムシトリスミレ          ベニバナイチゴ


  
コマクサ        ミヤマハンショウズル      イワイチョウ

  この他にもイソツツジ、ショウジョバカマ、イワカガミ、などなど本当にお花は凄かったですよ
2日間、花花花・・・・に囲まれると、なんだか自分は花の化身かと錯覚を・・・
絶対にそんなこと考えませんけどね。でも、ちょっと感じてしまいますね。
雨の心配もなく東北の山を満喫出来て本当に良かったです。

 

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