大木戸山
2007.6.2
コースタイム 市民P6:30→→細尾峠8:20→薬師岳9:10→丸山10:40→大木戸山11:10〜12:00
→丸山12:20→薬師岳13:55→細尾峠14:45
日足トンネルの手前を日光方面に向かって直ぐ右に細尾峠に入る。細尾峠は“禅頂行者み
ち”と呼ばれ修験者に歩かれた道である。今はこの峠は日光へ通行不可である。道は荒れ果
てて木の枝が張り出し、いつの日か車の乗り入れは出来なくなってしまうのかもしれい。
細尾峠は道幅が広く、駐車スペースはある。左に茶ノ木平へ私たちは右の前日光高原の標
識から尾根に取り付いた。
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登山道はよく踏まれて歩きよい。新緑の中、ヤマツ
ツジのオレンジ色が際立っている。
そのオレンジ色は微妙な変化で私達の目を楽しませ
てくれる。
薬師岳肩から右が地蔵岳へ私たちは左の薬師岳へ
向かう。
薬師岳の山頂から男体山や奥日光の山々が見渡
せる。 |
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この尾根はアカヤシオ咲く5月が素晴らしい。
シロヤシオはちょっと遅かったようで、登山道は三つ
葉ツツジのムラサキとシロヤシオの花ビラできれい
に染まっている。
シロヤシオの木は大きな木が多くハルゼミの声に導
かれて緑の中は快適だ。
フィトンチッドの森林の香を体中に感じる。これでま
た寿命が延びてしまったかな?
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ミヤコザサに覆われた道に小さな石祠がぽつんと淋
しそうにある。
薬師岳の山頂からこの祠まで、殆んどが下りであ
る。
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道がようやく登りになって丸山に到着。展望はない
が、広々して休憩に最適だ。
ここから30分ほどで今日の目的の山大木戸山だ。
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三等三角点の大木戸山山頂は展望はなく、笹と雑
木に覆われている。
平日とあって本当に静かな山を満喫できる。
今日は誰にも会わないかと思っていると、若き女性
がただ一人茶の木平らから三の宿山へ向かって行
った。 |
いつの間にか山は白い靄に包まれて幻想的な森に変身していた。
その靄の中をシロヤシオとヤマツツジは
いっせいにカメラに向かってポーズしている。
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下山はいつもの下りモードから登りモードに切り替え
ることが少々辛かったが、昨日榛名の山を歩き足り
ない面々は、誠に足の運びは軽やかに登山口の細
尾峠に帰り着いた。
そんなオバサンたちに驚いたのか、あれ程賑やかだ
ったハルゼミたちは、何処へ姿を隠してしまったのだ
ろうか・・・
抜殻だけが無言に見られただけだった。
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帰宅してテレビは関東地方も梅雨入り宣言を報じていたのだった。
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