ト ヤ 山
2008.5.3

コースタイム H公園駐車場7:00車(RV)黒滝不動寺8:20〜9:30 境内散策
     不動寺9:30→黒滝山頂9:35→高原分岐10:37→トヤ山頂11:45〜12:30→不動寺14:25

 低気圧の動きが鈍いのか出発する頃になってから小雨がぱらつき始めた。
車中の誰も今日はやめようか、なんて言葉は出る気配は全くない。
車は南牧村小沢橋を渡り、細い道を進む。ここも昨年の台風9号の爪あとが生々しい。路岸工
事はまだ完成しておらず、崩れそうな道は危なげである。

黒滝山第一駐車場には先行者の車が1台ぽつんとあるだけである。
急なアスファルトの道を不動寺に向かう。崖の上のモミジの新緑が実に素晴らしい。11月中に
ここの紅葉が見事で何度か訪れている。


境内に入るとすぐ左の鐘楼が目に付く
早速、一打する仲間たち

寺の入り口に台風で被害のあった寺の修復工事の寄付した方の名前が張り出されてあった。
私達もわずかながらカンパし、名前が掲示されることを心の隅に期待した。

2000円の寄付のご利益か、住職は私達に境内の説明に1時間ほどお付き合いしてくれた





黒滝山不動寺は奈良時代に開山といわれ歴史があり、黒滝山から岩壁を流れ落ちる滝の飛沫が舞い境内に霊験漂って居るような気配がする。

現住職は66代で、昔は3年ごとに住職が交代したそうな。ここに5代徳川綱吉の姫の位牌も安置されてある。

また、最奥部のこの石垣の階段はNHK大河ドラマ「義経」の撮影が行われた歴史の重みを感じる

夜には仏法僧が鳴き静寂幽玄の気が漂い、瞑想にふける人が訪れそうだ。




黒滝山は馬の背の先かと思い込んでいる人が多いと言われたが私もその一人だった。
山頂は寺の真上の岩峰にある。
今日はその先を奥に進み、荒船山へ向かう稜線にあるトヤ山に向かう。
以前残雪の頃、訪れているがこの時期は、山頂付近はツツジが素晴らしいという触れ込みに誘われて期待いっぱいである。
 
小さなセンボンヤリ
とても名前と違って可憐で可愛い



 ところが登山道は次第に荒れ気味になってきた。
倒木を跨いだり、潜り抜けたり、3箇所ほど道が崩落して慎重にクリアする。
先行者2名が途中で戻ってきたと言ったが納得。

ちょっと、我々も迷ったが、行ける所まで頑張っていこう!

 


崩落箇所を過ぎると、道幅は広く快適な道が続き、周りにオレンジのヤマツツジ、ミツバツツジ、アカヤシオがちらほら咲き出している

靄の中に幽玄な世界が続いている。




尾根からトヤ山は右に入り込み、左が切れ落ち、潅木の根を掴みながら急な岩塊を登り上げ、唯一緊張を強いられる所である。

生憎の天気で展望はなかったが、三つ岩には劣るが
ヤシオは満開の中、昼食を賑やかに摂る。



 下山はすかっり天気は回復し妙義、鹿岳、四つ又山、また眼下に広がる谷の美しい姿を望むことが出来た。
  

そしておまけにモミジガサやハリギリなど山菜採りに夢中になり、時間を忘れてしまった。
勿論、今宵の酒のおつまみは山菜のおひたしと天ぷらにビールはまた格別でした。


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