武甲山
(1295m)
1996.11.16

 午前8時、局前を出発、途中のコンビニで朝食と昼食をゲットし秩父に向かう。 
武甲山の麓は大きなセメント工場が立ち並んでいる。
横瀬町から生川に入る。登山口で朝食を摂っていると、幾組かの登山者が車の脇を通り過ぎ
て行く。
8時40分 舗装されたかなり急な林道を5分も行くと、鱒の養殖場があり、冬季は休業してい
るため人気がない。店の手前にトイレが設置されてあった。
 さらに林道を行くと、急な斜面が続き、少し歩いただけで汗がにじんできて、上着を脱いだ。
林道は左へ妻坂峠へ、右の登山口に向かう。
  
 昔は各方面から開かれていた参道も、全山石灰岩で成り立っているためセメントの原料とし
て採掘が進み、表参道以外は破壊されているようだ。山容が変貌している有様である。

 ジグザグの登山道は杉木立の中を縫うように高度を上げる。

9時30分 25丁目の丁目石ところで休憩に格好のよい石が転がっている。ひと休みし、そこ
から直ぐに大きなスギの木があって、平らの休憩所があったが休んだばかりなので大木を眺
めるだけで先を急ぐことにした。

 山頂直下に急な階段があって、左側の視界が開けてきた。振り返るとはるか遠くに東京都心
の高層ビル群が霞んで見える。残念だが富士山は見えない。

10時40分 山頂に御嶽山の神社が祀られてある。幾組かのグループが休んでいる。
  神社の脇から第一、第二の展望台がある。いづれの展望台からもすぐ下に削り取られて無
残な武甲山の痛々しい姿を見下ろすことが出来る。トラックやブルドーザが何台も、まるでおも
ちゃのように動いている。時々サイレンが鳴り、爆薬のドカーンという音が響き渡る。

 40mくらい山頂が削り取られ低くなってしまったそうだ。

 久しぶりに山での昼食をゆっくりと楽しむ。

12:00 山頂を後にし、往路と同じ路を下る。
13:10 駐車場に無事到着。

  紅葉らしい木は殆んど見当たらない。


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