備前楯山
1996.10.13

 
 昨夜、雨音も激しく、明日は駄目だろうなと思いながら床についた。
朝起きると雨はすっかりあがっている。

 午前5時40分川島夫妻の車に便乗し、新前橋西口へ行く。そこから何箇所か経由し、車は4
台になり、総勢17名になった。4台の車は舟石林道にある登山口の銀山平に向かう。

 林道の紅葉は少し早いかと思われたが、国民宿舎「かじか荘」の辺りはきれいな色ずきであ
る。数分林道を車の利用で大分歩行時間は短縮された。

 8:45 林道の傍らに駐車し、舟石峠へ向かう。
峠より右に入る登山道の脇に備前楯山の名の由来が書かれた「関東ふれあいの道」の案内
板がある。
 これによると農民の冶部と内蔵が鉱脈を発見し、、二人の功績をたたえるため出身国の備
前を名づけたとある。

 ゆるい樹林の尾根道を行くと中間地点にしっかりしたベンチがあり、一休みする。
そこから山頂直下はややきつい登りにとなるが、それはわずかな間で1272,4mの楯山山頂
に立った。
 山頂は狭い岩場の台地であるが360度のパノラマである。

 男体山はガスに覆われて最後まで姿を見ることが出来なかった。その左に皇海山、袈裟丸
山が目前に迫っている。眼下には足尾の精錬所の煙害の後遺症で荒涼たる風景が広がって
いる。
 昼食を済ませ駐車場に戻ると丁度12時である。

 帰路、足尾温泉に露天風呂のある旅館“琴の湯”でひと汗流すことにする。
お湯は少々ぬるめだったが、体はぽかぽかと暖まり、風呂上りの冷えたビールは本当に美味
い!!

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