高 岩
1996.8.25(日)

 上信越道を佐久へ向かう時、八風山トンネルの上に聳え立つ奇岩の高岩へいつかトライした
と思いながらなかなかチャンスがなかった。今回やまびこハイクの予定変更により、思いがけ
ず念願がかなうことになった。 

 八風山キャンプ場でバスを降り、ザックをデポしてカメラ、水を持参して登山口へ向かった。
高岩は雄岳、雌岳からなり、雄岳は垂直20mの鎖場があり、腕力に自信の無い人は敬遠し
たほうが良いとガイドブックに載っている。私たち10人あまりは雌岳を目指すことにした。

 ゆるい坂を登り始めるとオレンジ色の鮮やかなフシクロセンノウが何箇所か咲いていた。此
花は群生しないのであっちに1本、こっちに1本と淋しそうに仲間から外れている。
 30分ほどで10mくらいの岩場があり、鎖も無くてロープを使って慎重に上がった。そこからさ
らに10分すると展望台の分岐に出た。左に行くと80mの痩尾根が北に延びていた。一歩間
違えば命はなさそうである。眼下に上信越道が、その奥に碓氷バイパスが緑の木々の間に延
びている。展望台から戻り、雌岳の北峰のピークに立つ。山頂はやっと2人が立てるくらいの
狭さである。交代で山頂に立ち写真を撮った。

 キャンプ場に戻ると留守番部隊がトン汁、お汁粉、素麺、サラダ等々、食べきれないほどの
ご馳走である。冷えたビールで乾杯!!
満腹の後ゲームに興じたり、歌を歌ったり子供心に還り午後4時帰宅の途に着いた。






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