越後白山
(1012.4m)
2007.11.3
コースタイム 慈光寺P9:25→3合目10:15→5合目10:45→8合目11:40→山頂12:10〜12:50→
7合目3:35→5合目14:15→2合目15:10→慈光寺P15:30
今日は絶好の行楽日和とテレビは報じている。心浮き浮きと車2台に分乗し、新潟県へ向かっ
た。長い清水トンネルを抜け、しばらくすると上空は一面うろこ雲に覆われ、初めて見る雲の美
しさに見惚れてしまう。ところが三条燕のICを下り、登山口の慈光寺に近づくに従い、雨雲の下
に潜るようになった。フロントガラスはワイパーが忙しく動く有様である。
今日は美味しいお寿司でも食べて帰ろうか、と車内はもう登山意欲は失せてしまった。兎に
角、慈光寺まで行ってみよう。
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舗装道路の終点に茶店やみやげ物店が既に店を
開いている。と言うことはかなり参拝者がいるのだ
ろう。そこから細い杉木立の薄暗い参道を車で2,3
分進む。
慈光寺に到着すると雨は上がり、回復傾向になっ
た。
慈光寺は曹洞宗の古刹で、樹齢300〜500年の薄
暗い杉並木の奥にある。
歴史を感じさせる境内に駐車し、そそくさと身支度
を始める。 |
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登山口の標識からは、いきなりの急登が始まっ
た。木の根がはりだし、粘土の滑りやすい道は歩
き難い。あたりにはイワウチワ、ショウジョバカマ、
イワカガミの艶やかな葉が密集している。イワウチ
ワはすでに来年の花芽が葉の中心に姿を見せて
いる。豪雪地でこれから迎える厳冬をこのまま雪
の下で過ごすのであろう。
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今日は尾根線から上がり、下山は田村線を下る周
回コースだ。登りの急傾斜はいいが、下山はこの
滑りそうな道はちょっと勘弁させて貰いたいものだ
が・・・・。 |
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標高差300mを一気に稼ぎ、やっと3合目に到着し
た。ここは白山神社の祠跡で平坦な場所の奥に小
さな祠がポツンとあった。
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しばらく緩やかな道が続き、一面にブナ林が広が
る。緑から黄に変わり行くブナ、ナラなどの葉のコ
ントラストはやさしい。 |
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再びきつい登りが続くが合目があるので、励みに
なる。頼りないロープに助けられながら7合目を過
ぎる頃視界が開けて北に弥彦山、角田山が望め
る。
山頂に避難小屋があり、あたりに良い匂いが漂い
空腹を刺激する。なんと避難小屋で鍋を囲むパー
ティがいのた。 |
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二等三角点のある山頂から粟ヶ岳、遠くに飯豊山
を望むことが出来る。
風もない日向でランチタイム。食べ終わると空気は
ひんやりとして長居は出来ない。
下山は田村線から慈光寺を目指す。 |
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想像とおり急な落ち葉の道は滑りやすく、石車に乗
って2度も尻餅をついてしまった。
「途中のブナの巨木、天狗の腰掛け」 |
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お寺の屋根が見えホッとした。
慈光寺は杉に囲まれ銅版の屋根に歴史の重みを感じた。
最後まで気を抜けない低山ながらきつい山でした。 |
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