森太郎、森姫をたずね
鍋倉山・黒倉山
(1288.8m  1242m)
2007.10.28
コースタイム 関田峠8:50→黒倉山9:45→鍋倉山10:10〜11:00→ブナ林分岐11:15→森太郎11:55→ 
        森姫12:10→県道13:00→茶屋池14:05→関田峠14:20

集合場所を出発して、2時間後上信越道を豊田飯山ICを下りる。県道117号から関田峠を目
指しカーブを曲がるたび、周囲の山々は渋みのある赤くが濃くなっていく。
(うっ!これは紅葉は良いぞ!) 初めて訪れる山には大きな期待感があり、胸の高まりは
久々である。というのも最近はリベンジの山が多いのだ。
今日の山はぶなの巨木、森太郎と森姫を訪ね、紅葉もひそかに期待する山行である。

峠に向かう途中の車道の周辺は紅葉真っ盛りだっ
たが、峠はちょっと遅いようだ。
既に路肩の駐車スペースは満車状態。
ラッキーなことに1台出てゆく車があり私たち7人を
乗せたワゴン車はゆっくりと駐車できた。


    
 
快晴の予報に反して、何やら上空は低い雲が垂れ込めて登山道は朝靄で幻想的でもある
すっかり葉を落とした木の中、カエデは一際目立って華やかさを見せている。
嬉しいなぁ!!嬉しいなぁ!  何と言っても道がなだらかで歩き良い。落ち葉をさくさくと踏んで
快適な道が続いている。
       
ブナの木の林立する雑木林が現れ、ブナは豪雪に耐えられず無残な姿です。
それでも強く逞しく生きている姿に感動です。ブナから元気を分けてもらい、残りの人生に励み
が生まれたようです。
黒倉山を経由し、鍋倉山に向かう。殆んど急傾斜は
なかったが、山頂直下が泥濘んだ傾斜が歩き辛
い。
山頂は展望が悪いが、ちょっと奥に開けた場所があ
り、そこからは優雅に蛇行する千曲川の姿を望むこ
とが出来た。
昼食が終わる頃、山頂は次々に現れる登山者でい
っぱいになった。
 
私たちは、ブナの巨木の森太郎、森姫に会いに巨木の森へ向かうことにした。
山頂から15分下ると、巨木のコースへの分岐がある。
そこからが今までの道と打って変わり、木の根の張り出した落ち葉の濡れた滑りやすい道にな
った。前を行くH氏はダイナミックに横転を繰り返し、見ている私は緊張で思わず脚に力が入っ
てしまう。
    
    ブナ林                   ブナ太郎            ブナ姫

 
ブナ林には惚れ惚れするような巨木が沢山あって、
ブナのコンテストは甲乙付けがたくブナ林でただ魅
了されるばかりだった。

巨木の根元に鮮やかな苔が美しい。



  
ブナ林に別れを告げて、紅葉真っ盛りな車道を1時間あまり美しい景色を堪能しながら関田峠
に向かった。



思いがけない台風の襲来で下の廊下は中止になったけれど、美しいブナの巨木と紅葉に出会
うことが出来た。久々の深い感動に体中の細胞が甦ったようでもあり、少し若返ったようでし
た。



     
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