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登山口付近の駐車場は満車状態
少し上がった駐車場に空きスペースがありそ
こから登山口まで15分くらい歩く |
柏原新道はアルプスの入門コース、歩きやすい
道と聞いていた。その如く、幅広の道はしっかり
と補修され桟道、石積みの道、崩落地のガレ場
は整備されまったく心配ない道だ。
次第に左に針の木岳が迫り出してきた。直下に
扇沢の駐車場が、前方に種池山荘の赤い屋根
が見え、扇沢の瀬音が大きく時折涼風が身体
を冷やしてくれる。 |
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ナカマドと背後に針の木岳 |
遠くに見えた山荘が目前に現れ、あたりの
お花畑は秋の気配だ。ナナカマド、ゴゼンタチ
バナ、アカモノ、コケモモは真っ赤な実を付
け、チングルマはいっせいに果穂をなびかせ
これから長い厳冬を迎える。最後の輝きの一
瞬なのだろうか。
山荘に到着し、生ビールで乾杯!!
旨いの!なんの!
息の続く限りグッと飲み干してしまった
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深い谷から雲が次々の湧き、雲の流れを見て
いるだけで、十分アルプスを満喫できそうだ。
自然の織り成す光景に目を見張り、変わりゆく
景色に深い感動を覚える。
爺ヶ岳から鹿島槍ヶ岳へ向かう稜線が伸びや
かだ。目前に立山連峰、剣岳の雄姿が現れた
ウラシマツツジは真っ赤に紅葉 |
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爺ヶ岳の南峰、中峰を踏み、今夜の宿泊地冷
池山荘に向かった。
K、I さんは雷鳥の親子連れを見て満足の顔。
明日の鹿島槍ヶ岳が大きく目前に迫ってきた
端正な双児峰をずいぶんあちこちの山頂から
眺めただろうか。
その山頂をやっと明日踏めるのだ。
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冷池山荘に到着し、外のテラスで一杯飲み始め
るとポツポツと雨が降り出してきた。
予報は夕方は雨とあったから仕方ないかと雨を
受け入れる。山小屋の団欒のひと時はゆっくり
と和やかに過ぎる。この時期は大分小屋もゆっ
たりスペースで宿泊出来た。それが狙いのポイ
ントでもあった。
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冷池の小屋はこんなザレた処にあったのだ。
おーっ!こわっ!
雨はその夜寝付くまで音を立て降り続いてい
た。 |
立山連峰と剣岳 |
昨夜の雨は嘘のように山荘を出ると満点の星
空だ。
朝4時 ヘッドランプの灯りを頼りに鹿島槍ヶ
岳に向かった。途中の布引山の手前でご来
光を拝む。映り行く真の映像にジッと見入って
歩くことすら忘れてしまった。雲海を徐々にあ
たりを真っ赤に染め上げる太陽の輝きは何
度見てもこの感動は飽きることは無い。
2度とないこの日を精一杯生きよ、と力強く励
ましてくれるようだ。
昨日は雲に隠していた剣岳、立山は今朝はご
機嫌が良いのか朝日に染まり、一段と素晴ら
しい姿を見せている。
鹿島槍ヶ岳山頂 |
北峰は時間の関係で断念したので、五竜の雄
姿を望むことが出来ず、心残りだった。
下山する頃、鹿島槍の稜線東側から雲が湧き
だし稜線をくっきりと分けていた。 |
バックに鹿島槍の稜線 |
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チングルマはすべ果穂
シラタマがひっそりと
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