会津駒ケ岳
2007.9.8〜9

コースタイム
  滝沢橋登山口6:00→避難小屋9:10→駒ケ岳山頂9:35→中門岳10:10〜11:10→
  非難小屋11:50〜11:10→水場13:20→滝沢橋登山口14:40

 今回の目的は帝釈山、田代山だったが、前日の台風9号の後遺症で、登山口の馬坂峠へ向
かう林道はすべて閉鎖されてしまった。
止む無く帝釈山は登山を断念した。

会津駒ケ岳は6年前に訪れている。以前と同じコースなので少々の不満はあったが、記憶も薄
れかけているから、リベンジもいいではないか。

前夜、アルザの郷キャンプ場に宿泊。テント持
参したが急遽バンガローに宿泊。
私は一人で軒下にテント泊り。
豪快な沢音が苦になったがいつの間にか熟
睡。

 朝6時駐車場はさすが100名山だけあって満
車状態。最奥部に1台分のスペースをみつけ
た。

しっかりした手すりの付いた木製の階段が斜
度はきつい。
    
                           
  
登山道はこんなにきつかったかな?と思いなが
らブナの原生林を行く。登山道の脇のブナの幹
は、殆んど4,50年前の日付、名前が彫られて
ある。なんと諸先輩方は不謹慎なことをやった
のだろう。


帰宅後ネットで見るとその場所で熊を射止めた
記録らしい。理由はともあれブナの悲鳴が聞こ
えるようだった。
 
山頂までの中間地点に水場の標識。3分ほど
下るとあったが、美味い水を求めて急坂を一
気に下った。
満足そうなブンちゃんの笑顔。
     (冷たくてうま−い)

  下山時も私は下りて、がぶ飲みした。


   樹幹越に尾瀬方面の山が姿を現したが燧ケ岳
の山頂は雲に覆われているようだ。
前方に避難小屋が見えた。
尾根を渡る風はもう秋を感じさせる。
イワショウブの白い花は、赤く色づき始めてい
る。

前回は7月の花の盛りだったから、駒の大池
周辺はハクサンコザクラが群生していた。
 今は端境期でミヤマリンドウ、アカモノの真っ
赤な実、ネバリノギラン、チングルマの穂、イ
ワイチョウの葉があちこちに群落している。
 



  
 爽やかな稜線の風を全身に浴びながら
 駒ケ岳に向かう
 
  
       駒ケ岳山頂は樹林の中
 中門岳でランチの後、周辺を散策。
 昨日、登山予定の帝釈山、田代山は林道閉
 鎖を心なしか申し訳なさそうに山頂を隠して
 いた。
 
    

  
 池糖の点在する湿原からすっきりと燧ケ岳
 その下に尾瀬ヶ原が見渡せた

   
         大きな山塊は平が岳
 その右に平が岳の雄大な姿
      おー!!素晴らしい展望
 中門岳の途中から駒ケ岳を望む
 草原の高層湿原に一筋の木道はのびやか
 で気持ちよい。
 いくらか草紅葉が始まり、夏の喧騒から
 今は静まり返っていた。

   


  
 登山口近くになって木洩れ日がブナ林を
 美しく彩り、その景色を私は何度も何度も
 ふり返りって脳裏に刻んだ。


おまけの観光
 下山後、入浴の前に桧枝岐歌舞伎の舞台を見物に行った。
 民宿の連なる町の細い路地から参道が続いている。
 江戸時代に檜舞台の歌舞伎を観劇して、見よう見まねで村に父から子へ、子から孫へ
 260余年もしっかりと継承されているそうだ。

 参道の正面、石段の上に鎮守の神社があり、威圧感があった。
 神社に向かって舞台建てられて、鎮守神に歌舞伎が(毎年5月12日、8月18日)に奉納され
 る。神社の石段が観客席となって1200名くらい入れるそうだ。


          
この舞台で(国指定重要有形民族文化財)    舞台と対峙した本殿の下に石造りの観客席
歌舞伎が上演される    

                       

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