岩 菅 山
2007.8.11

コースタイム 一の瀬登山口8:35→アライタ沢9:05→中間点10:00→ノッキリ10:35→山頂11:20〜12:20→
         ノッキリ12:40→中間点13:05→アライタ沢13:40→登山口14:20

15年ぶりに訪れた岩菅山です。以前はスキー場から歩き出し、寺子屋山経由で山頂を目指し
ました。ノッキリから岩菅山の端正な姿が忘れられませんでした。

今日は一の瀬から山頂へ向かいます。登山口の手前で猿の大軍団が朝のミーティングでもし
ていたのでしょうか。道路いっぱいに座り込んで車は遠慮がちにそっと通り抜けました。
日光や碓氷峠の猿より平均小ぶりで親子ずれが多かったようです。

 登山口には7,8台の車が駐車してありました。やっと1台の空き地を見つけ、車から降りるとあたりの空気はひんやりとして高原の風は清々しい。
それもその筈ここは標高1580mもあるのです。
樹林の中の木の階段を歩き、しばらくすると“上條用水”に突き当たります。
樹林の下にシャクジョウソウがひっそりと咲いていまし

     
アライタ沢まで平坦な道は用水に沿って歩き、小さな沢音が心地よい。
道の脇にクガイソウ、ウツボクサのムラサキが綺麗に彩を添えていました

    
              ミソガワソウ
          


   

 道の両脇には小さな薄紫のツルリンドウやアカモノやタケシマランの真っ赤な実が可愛らしい
ヤマハハコグサの中をアサギマダラが優雅に飛び交っています。

 中間点(1893m)までほとんどが階段が続いていました。大きなブナやシラビソなどの原生林は夏の日差しを遮って、そっと吹く風が冷やかで嬉しい。

 中間点を過ぎ、木の間越に岩菅山が見え隠れするとノッキリはすぐでした。
 ノッキリは寺子屋山からの稜線の合流地で、木陰にベンチがあって、休憩に最適です。



 このあたりから岩菅山の全容が素晴らしい姿を現した。笹原にお花畑の稜線、尾根を渡る風は私を満足させるに充分です。
ハクサンフウロ、ミヤマコゴメ草、オトギリソウ、ミヤマリンドウ、コキンレイカなど色鮮やかです。

苦しい岩場をひと登りで山頂です。

 山頂から北アルプスの展望を楽しみにしていたが、
雲が湧き出して、まったく望むことが出来ませんでした。

 一等三角点の山頂は岩菅大権現の石碑が建ち、広々して風は肌寒ささえ感じます

 すぐ北に裏岩菅山の稜線が気持ちよく伸びて、時間があれば是非に行ってみたい衝動に駆られます

 まだ膝痛から開放されず涙を呑んで下山しました

                              
       
                                       山頂の三角点


             
                  どっしりした裏岩菅山


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