谷川岳クリーンハイク
2007.7.6

 恒例の谷川岳クリーンフェスティバルは今年で22回目を迎た。
参加者は一般者を含め263名、町営駐車場に集合し受付し、
ゴミ袋、軍手、駐車場無料券、ロープウェイ割引券、温泉入浴割引券をいただく


例年通り各コースに分かれそれぞれに出発する
私は今回はまだ未踏の峰を目指して参加することにした

高倉山〜湯蔵山〜今倉山
1449m   1334m   1037m

コースタイム 天神峠8:00→高倉山8:30→湯蔵山9:40→今倉山12:00→ホワイトバレースキー場P13:00


ロープウェイ山頂駅から左手の高倉山に向かう。
スキー場から後ろを振り向くとガスの切れ間に本
峰の威厳ある姿が望めた。
広い天神平スキー場は今は草地をキスゲの花が
清々しい風と溶け込んで夏の高原を演出している
正面がリフト終点の高倉山だ。
高倉山から殆んどが藪歩きの下りが続く。

山頂の三等三角点
山頂から岩まじりの急な下りにロープが付けられ
てあるが、これを頼らずとも大丈夫である。

次の山湯蔵山のコルまで巡視路がしっかりとあっ
た。

湯蔵山へコルからまっすぐに登りあげるのだが、
藪が深くて入り込めない。左に回りこみ笹の生い
茂る雑木の背丈が低そうな所を見つけて藪
中に入り込んだ。
根元の曲がった潅木を分け入り急斜面を登りあげ
る。顔面に木の枝が容赦なく当ってくる。
足元には一面のイワウチワの群生地だ。踏みつ
けては可哀想と思いながら踏まないわけには行か
ない。
自然保護どころか自然破壊して申し訳ない気持ち
だ。20分くらいの藪漕ぎだったが長く感じられた。
 
湯蔵山の山頂らしきところにアメの包み紙、錆びた空き缶など少々のゴミがあった。
山頂の標識は見当たらず全くの藪の中で展望はない。
今日の天神尾根は登山者で大賑わいだろう。しかしここは私たち6人の他は誰もいないようだ。時折、ホトトギスやウグイスのさえずりが快い響きである。
ここから今倉山までかすかな踏み跡を辿る。時折木の枝に赤いテープを目にする。
やせ尾根の両側はブナの自然林が美しく、潅木に体を谷側に押しやられるので、慎重に通過する。

やがて、笹原が低くなり尾根も広くなると高床式の小さな壊れかけた小屋があった。ちらほらとヤマツツジが咲いて、あたりの空気はまだまだ冷やかだ。
藪漕ぎで体力はかなり消耗し、新人メンバーの一人は少々バテ気味の様子だ。ここでゆっくりとランチタイムとなった。
 ここからは今倉山までは20分ほどだったが、ホワイトバレーのスキー場の最上部をわずかに歩き再び踏み跡を辿り藪に分け入った。 


辿った尾根を振り返る


今倉山の三等三角点

  
美しいブナの自然林に心は和らぎ、いつまでもこのままの姿でいて欲しいと思う。

今倉山からはホワイトバレーの駐車場へ一気に下った。スキー場には錆びた缶が幾つも転がっていた。
また、スキー場の周辺はワラビ、フキ、ウド等山菜の宝庫でもあるようだ。

谷川岳から南に派生する未踏の峰を歩き、満足
顔の私だったが、靴下に付いたヒルにびっくり仰天「ぎゃー!!誰かなんとかしてー!!早く早く」
一人大声上げるだけで身動きもできない情けない私でした (T.T)

   ゴミは昨年天神尾根〜オキの耳を歩いた時より沢山ありました


2007.7.1

 毎年恒例の谷川岳の清掃登山。清掃と言っても登山道は登山者のマナーが良いので、ほと
んどゴミはありません。あるとしたら土に埋まった缶やビンがある位です。

今日は最新型ロープウェイ「フニテル」  (二本のロープがゴンドラの幅より広いロープウェイ)

 料金は往復2000円だが、クリーンハイク参加者は特別半額の割引券の使用で1000円。

昨年、巌剛新道から登山の際も下山は田尻尾根を下ったり、あまりゴンドラを使用したことが
なかった。
ゴンドラ内は15,6人はゆったりと座ることが出来、シートも高級感がある。
10分ほどで天神平に到着。

天神尾根〜山頂

既に大勢の人たちで賑わっている。梅雨の晴れ間で展望は良く、日焼けの心配をしてしまう。
登山口に白いカラマツソウ、トリアシショウマがそよ風に揺れている。

木道は大分痛んで、道は滑りそうだ。クリーンハイクの仲間たちが県内から集まっているの
で、登山道は人の列が絶えない。

徐々に高度を上げると、マイズルソウ、イワカガミ、アカモノなどの可憐な花が足元に、タニウ
ツギは、見ごろを迎え、ピンクに染まっている。

  



   
    アカモノ                   マイズルソウ               ウラジロヨウラク

      



肩の小屋でほとんど人は引き返すが、私は「花が綺麗よ」と聞いて花につられてオキの耳まで
行ってしまった。

   
      ハクサンチドリ               ハクサンイチゲ               ミヤマキンポウゲ  
                   

      
         シラネアオイ                     ホソバウスユキソウ
     

    
         コバイケソウ                       ユキワリソウ


 たくさんの花を眺めて大満足な谷川岳でした。
ゴミは一つも拾うことが出来ませんでした。ゴミの袋を下げている人が羨ましいようでした。


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