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白樺湖から大河原峠へ続く道は舗装されているが
所々に落石があり、まだ落ちて間もない石もあって、
油断は禁物だ。
芽吹きが始まったばかりの木々はとても絵の具で現す
ことが出来ないほど多彩な緑だ。
林道の途中から北アルプスの銀屏風が素晴らしい。
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イワカガミ ショウジョバカマ
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中央アルプス
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ミツバオーレンは金平糖を散らしように、コケモモの
葉に広がり、群落がすごい。緩い傾斜をひと登りで視
界が一気に開けると双子山の山頂だ。
梅雨入り宣言したと同時に、今までない快晴。
山頂から360度の大パノラマに言葉がない。
北アルプスは勿論、中央アルプス、浅間山、西上州の
山々、北信5岳、両神山、金峰山の5丈岩まで、真っ
青の空にはっきりと見ることが出来た。
あまりに夢中で見惚れてしまい、北アルプスの写真を
撮ることさえ忘れてしまった。
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カラマツの柔らかな緑、シラビソ、ツガの生い茂る森の
中は木々の香りが匂いたち、冷気が漂っている。
双子池は雄池、雌池がわずかな距離に並び、神秘な
透明感ある水を湛えていた。
雌池を巡りこむように亀甲池に向かった。
ここから八ヶ岳特有の倒木と苔むした森に入った。
倒木から新しい生命が息づき、小さな植物から活力を
分けてもらったようだ。
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亀甲池
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蓼科山は時々顔を覗かせる
山に囲まれた亀甲池のほとりでランチタイム。
楽々コースと好展望の今日の山行に、一同はランチタ
イムも大はしゃぎだ。
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両側に笹原とカラマツの林を抜けると大河原峠は間
じかだった。朝から一日雲ひとつ現れず絶好の登山
日和に大満足し、帰路の車中もにぎやかな会話が飛
び交っていた。 |