由布岳
1584m
2007.5.10

コースタイム 正面登山口8:40→合野越9:20→マタヱ10:50→西峰11:10→東峰11:50→
        マタヱ12:00〜12:40→合野越13:40→正面登山口14:10

昨日、四国を5:30のフェリーで九州へ上陸。宿泊した道の駅“佐賀関”を7時に出発した。
雲行きはあやしい、まもなくフロントガラスに小さな雨粒。今日は予備日で観光かと思いながら
やまなみハイウェイ由布岳正面登山口に到着した。由布岳はすっぽりと暗い雲に覆われて裾
野を見せているだけである。思案しているうち、数台止まっていた車の中から登山者が現れて
天気は回復傾向だからと身支度を始め、さっさと出かけてしまった。
私たちも後を追うように、雨具を着用し、出かけることにした。
広い草原状の道を思い思い好き勝手な道を登山口に向かった。柵を越えると登山道は雑木
林は萌黄色にしっとりと幽玄の世界だ。小鳥のさえずりに耳を傾け、緑のトンネルの中は体中
が清められるようだ。
     
         

合野越は飯盛ヶ城との鞍部で休憩の最適地だ。ここから道はジグザクになり、しばらく進むと
道の脇にスミレ、ヒメシャガ?それともショウブの種類だろうか薄紫の可愛らしい花に出会った

    
 

期待したキリシマツツジはまだ蕾は固く、遅い春を思わせる。
潅木帯を抜け、時折、雲が早足で駆け抜けると湯布院の街が眼下に広がった。雨の心配は無
くなり、ほっとした。マタヱは西峰と東峰の分岐、ここにザックをデポしてまず西峰へ向かう。
いきなりの鎖場だが、昨日の石鎚山の長い鎖からしたら全く問題は無い。むしろ鎖を楽しむ気
配だ。
      
   最初の鎖で慣れない人は退散   おーこわッ!! ガスって何も見えないから良かったけど

      
          カニの横這い                    西峰

 蟹の横這いは今朝の雨で濡れて、滑りそうで慎重に通過した。
マタヱに戻り、東峰へピストンし、マタヱで昼食してるうち、急激に天気は回復して太陽が眩しく
眼下に由布院の町が箱庭のごとく広がりを見せた。

    
           
                湯布院の街とやまなみハイウェイ


下山して後方を振り仰ぐと由布岳が豊後富士の名に相応しい姿で美しく眺められた。


   
         正面登山口から                        湯布院の街から

町営の乙丸温泉(入浴料100円)で2日分の汗を流し、近くのスーパーで野菜やビール、今夜
と、明日の九重山の昼食を仕入れ、長者原に向かった。

長者原の温泉郷は九州で一番の高所のためか、風が冷い。駐車場の下のビジターセンターに
テントを張り、テント内でミニ宴会となった。その後は私は、勿論車内の個室でひとり大鼾でし
た。

長者原はヘルスセンター、キャンプ場、広い無料の駐車場があり、
九重山の登山基地として賑わいを見せていた。


                         久重山へ



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