四国から九州の山へ   5月7日〜15日

高速道の深夜割引利用のため朝3時半に、頼もしき3人の男性と共に我が家から四国・九州の
山へ出発。そして昼頃には明石海峡から淡路島を縦断していた。鳴門海峡のうずしおを見物
し、その後、今回の安全登山の祈願のため、金刀毘羅宮(こんぴらさん)の786段のながーい
石段を上がった。 


    
       明石海峡                           展望台からうずしお


うずしおの遊歩道、そしてこの石段もそうだが周りの人たちはフーフー言っていたが、歩くの大
好き人間の我々は軽くスイスイと駆け上がった。
今宵の宿泊地、道の駅“貞光ゆうゆう館”へ向かった。地元の人たちが四国で1番人気の道の
駅と自慢していたが、剣山に近いことで便利である。

剣  山
(1955m)

道の駅を6時に出発し、見の越とざんくちへ向かった。貞光の古いうだつ2層の町並みを通り、
渓谷沿いの狭い道は群馬の南牧村を思い出させた。
剣山スキー場の標識を目当てに進んだためか、リーダーの記憶の登山口はこのスキー場とば
かり思い込ませてしまったらしい。スキー場を歩くこと1時間あまり、ロスタイム。よーく地図を見
直せば、見の越はまだ先だった。
 見の越はさすが100名山の登山基地、登山リフト、トイレ、広い駐車場があった。剣山は石鎚
山に次ぐ西日本第二の高峰で山名の由来は幾つかあるが、安徳天皇が剣を奉納したという説
が有力らしい。まず、剣神社の石段を上がり、安全登山の祈願をした。
登山用のリフトの下をくぐり、ブナ林の緑の林の中を行くと、ウグイスのすんだ鳴き声に心が弾
んだ。
  山頂駅の40分くらいで到着。
  休憩のときだった。ザックを背負ったO氏は置いてあったT氏のザックに駆け寄り
  「俺のザックが開いてる」と閉めにかかった。
  「あんたの背中にあるじゃないの」
  リーダー曰く 「ありゃー、大分(ボケ)すすんじゃったねー」
これが皮切りにボケと突っ込みの抱腹の笑い山行が始まったのだ。
大剣神社を経て、山頂へ向かう。数年前、宮尾登美子の小説でテレビドラマ「天涯の花」にこ
の剣山のキレンゲショウマが注目された。しかし、今はその時期ではなく平日のためか、静か
な山だ。山荘の木道を辿っていくと広い平坦な山頂に出た。想像に反してシコクザサの高原の
ようで測候所があり、すぐ目の前の次郎笈がどっしりと威厳を見せている。ミヤマクマザサは背
が低く、葉も小さい。笹に覆われた山肌を一筋の道が、招くように次郎笈へ続いている。快適
な稜線を歩かないわけにはいかない。太陽は眩しいくらいに降り注いでいるが、尾根を渡る風
は冷ややかだ。次郎笈でゆっくりと展望を楽しんだ。200名山の三嶺が大きく貫禄充分な姿だ。
帰路は剣山を巻くように水場を経由し、この水場で私はがぶ飲みし、甦ったように力を頂いた
ようだった。遊歩道を遠巻きしながら登山口に向かった。

            
                 剣山山頂に向かう木道

   
        剣岳山頂                        剣岳山頂からどっしりした次郎笈の姿

 石鎚山へ
       
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