薬師岳〜夕日岳〜地蔵岳
1420m   1526.1m   1483m

2007.5.3
コースタイム 
  細尾峠8:15⇒薬師分岐9:00⇒薬師岳9:10〜9:20⇒三つ目分岐10:45⇒夕日岳11:10〜11:45⇒
   分岐12:05⇒地蔵岳12:15⇒三つ目分岐12:40⇒薬師岳分岐14:10⇒登山口15:00

以前から気になっていた夕日岳、ようやく訪れるチャンスが来た。しかもアカヤシオの最盛期
だ。
県道122号を日光方面に北上し、日足トンネルの手前の細尾峠の標識を右に入る。標高11
93mのこの細尾峠は、日光と足尾を結ぶ旧道である。今は行き交う車はほとんど無く、道は
落石が多く、荒れている。昔は日光開山、禅頂行者道として多くの人が往来したのだろう。

細尾峠に到着すると、既に路肩は車がいっぱいである。私たちが身支度しているうちもワゴン
タクシーを乗り入れるハイカーがいてかなり人気の山だ。

        
           細尾峠                                  峠の分岐

細尾峠から茶の木平と古峰ヶ原に分かれる。
私たちは古峰ヶ原の登山道に入る。カラマツはほんのりと芽吹きが始まっているが、辺りの
木々はまだ冬模様だ。アカヤシオのトンネルを期待してきたが、ちょっと不安になってきた。

朝日岳の名前はあちらこちらにあるが、夕日岳の名はあまり聞いたことが無い。どのような山
なのだろうか。アカヤシオと共に期待で胸が膨らむ。
禅頂行者の道は足尾側が崩壊している箇所があるが、全般に歩きよい道だ。途中に鹿の屍
が横たわり、思わず目を背けてしまった。

鳥たちのさえずりに同行のM氏の野鳥の解説に耳を傾けながら、ヒガラ、コガラ、コゲラの声
を聞き分け、また樹木の説明をしてもらながら、小さなコブを幾つか越える。
時折、ツツドリのポンポン、ポンポンと低い鳴き声に耳を澄ませる。


薬師岳は10分ほど分岐から歩く。山頂から男体山、大真名子、女峰山、赤薙などが大きく望
むことが出来た。これらすべて登った山を、他の峰から眺めるのもまた、嬉しいものである。

    
      後ろに男体山、大真名子                    樹幹越に目指す夕日岳

アカヤシオは何本か咲いていたがまだまだ、蕾は固く見頃まであと一週間はかかりそうだ。

       
          アカヤシオ                     後方の雪山は日光白根山


分岐に戻り夕日岳に向かうが、登山道は落ち葉の絨毯で快適な歩きよい道だが、やはり小さ
なコブを幾つも越え、近くに見えながら結構な時間がかかる。
夕日岳山頂は広いが、人も多く賑やかな山である。
昼食後、地蔵岳に向かったが、三つ目の分岐から10分足らずで山頂に到着した 

           


         
        気品あるアカヤシ                    下山は慎重に

下山は往路を戻ったが、アップダウンの多い道は行きも帰りも所要時間はあまり変わりなかっ
た。だが、暖かな陽射しを浴びて、アカヤシオの花は下山のほうが多く感じられたようだった。

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