霊  山 
りょうぜん

2007.4.13

コースタイム 霊山登山口駐車場9:00⇒宝寿台9:35⇒見下し岩9:50⇒護摩壇10:30⇒国司館跡10:40⇒
        霊山城跡10:45⇒西物見岩10:50⇒東物見岩11:00〜11:45⇒望洋台12:00⇒弘法の突貫岩
        12:20⇒弁天岩12:30⇒日暮岩11:50⇒登山口13:10

霊山はゆったりとした気分で自分の家の庭を歩くときのように一本一本の樹々、一つ一つの岩
をいつくしむような気持で歩きたいと地元のパンフレットに記されてあった。そんなわけで私た
ちは、玄武岩からなる岩に付けられた名称を確認するように歩く事にした。


              

広々した駐車場から見上げると霊山の姿は岩峰が屹立し、群馬の岩櫃山のようである。
幅広の整備された登山道は緩やかに足に優しく感じる。
初めての岩、宝寿岩は5,6段の鉄梯子があり、眼下に伊達市だろうか、箱庭のように広がっ
ている。

  
岩は緩やかな稜線にそそり立つ奇岩、怪石が
次々に現れる。

怖いと言いながら、我が会のメンバーは貪欲に岩
に挑戦してしまう。


 親知らず子知らずの岩場を通過し、護摩壇へ

 
             
  
霊山は歴史の山でもあり、平安初期に慈覚大師により、開山され480年南奥文化の中心として
栄えた。その後、北朝と激しい戦いの末に落城した。以来600年余り霊山城跡、霊山寺跡は調
査の手も加えられないまま深く眠っている。

        
              国士舘跡                         望洋台

荒涼とした城址跡は栄華を偲ぶ何もない。

東物見岩で朝食を済ませ、曇り空を気にしながら、私たち慌てることもなくのんびりと岩を楽し
む。
“天の釣舟”に三等三角点があり、ここから蟻の戸渡りの岩稜を歩き、望洋台に向かう。
蟻の戸渡りといっても戸隠山のそれとは違って1m位の幅があり、緊張感は全くない。
望洋台からは太平洋が望むことが出来るが、曇り空の今日は境界線がはっきりしなかった。

五百羅漢の岩場は岩のごつごつが現しているのだろうか。


弘法の突貫岩は侵食作用で出来た自然の造形ぶつだろうか。岩肌に20cmほどの穴が貫い
ている。
                
                     弘法の突貫岩

さらに、弁天岩の最奥部まで岩場を進む。決して油断は出来ない。
日暮れ岩から眼下に深く切れ落ちている錦霞渓と先ほどの弁天岩がよく眺めることが出来る。
最後の日暮岩で展望をゆっくりと楽しみ帰路に着いた。



おまけの観光
  花見山公園
霊山町に向う途中に花見山公園の脇を通過した際、山全体がピンクに染まった公園に惹かれ
立ち寄ることにした。

花見山は花木の生産農家が長年作り上げたものを無料で開放している個人所有の公園であ
る。

観光バスが20台ほど入れ替わり立ち代わり、駐車場は満車状態。私たちは有料駐車j場に
1000円の大枚を払い、公園まで急ぎ足で観光した。
花見山とあって、桜、もも、レンギョウ、梅、もくれんが咲き競い、小高い丘はまさに桃源郷だ。
中でも東海桜の枝ぶりに始めて出会った。有料駐車場の代金1000円に慌ててカメラを持ち
出すことをすっかり忘れて写真が撮れずがっかりだった。

満開の桜と人の群れは何処も同じである。


 三春の滝桜
車は福島西インターからさらに郡山JCTから磐越道へ入り、船引三春へインターへ下りる。
日本三大桜の一つ、三春の滝桜はやはりそれに相応しい威厳のある姿だった。

 



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