2007.4.8
コースタイム びりゅう館駐車場8:40⇒登山口9:15⇒山頂11:00〜11:20⇒びりゅう館駐車場12:50
圏央道日の出インターを出て更に車はひた走り、集合場所を出発してから3時間で上野原市
の農村公園“羽置の里”びりゅう館に到着した。
羽置とはこの地区に昔あった「羽置庄」と呼ばれた荘園で、ツルが羽を休めた場所という説か
ら「人々が安らげる場所」の願いが込められ公園の総称としたとか・・・
私たちは身支度をし、鶴川沿いの舗装道路を歩き始めると、なんと大型バスで登山者が乗り
込んできた。途中の農産物直売所で買い物が始まり、だがこの日の私は見てるだけ・・・・・
車道の脇にエイザンスミレ、キケマンの群落が目を楽しませてくれる。
歩道を20分くらい歩き、左の登山道に入った。私たちは西ルートから入り、右回りに下りること
にした。団体の登山者が他に3台も入ってきた。こんな大勢では山頂からこぼれてしまうので はないかと心配してしまう。
この坪山はイワウチワ、イワカガミ、ヒカゲつつじの群落で名が知れているらしい。
杉の植林を進むと下の沢の川底が黄ばんでいる。
そして山の斜面にぽっかりと穴が空いて、何かの採掘跡かと思われた。帰宅してから判ったの
だが、昔、黄銅鉱石の採石跡らしい。黄銅の色が沢底に染み付いてしまったのだろうか。
花の山と侮ったのが間違いだった。道は何処までいっても急傾斜が続くが、先頭のT氏の足取
りはゆっくりのためか、今日の私は疲れ知らずだ。
あったー!!。足元に淡いピンクのイワウチワが可愛らしく咲いている。そしてヒカゲつつじ
はと言えば最盛期と言いたいが、数日前に霜にあい、花はすっかれ萎れてしまっている。
山で逞しく育った草木も自然に逆らうことは出来ない。可愛そうに一年の一番の華やぎを一瞬
の間に消え去ってしまったのだ。
可憐なイワウチワ
山頂直下は更に急傾斜喘ぎ、歩き出して1時間半で山頂に到着した。
山頂は後から後から人が絶えず、私たちは小休憩し、慌しく下山することにした。
下山のコースは全く花はなく、大小のコブを幾つも越え、足元は滑りやすい。
慎重にロープを頼ったりしながら、そろそろお腹の虫が騒ぎ出す頃、びりゅう館の裏手に出た。
びりゅう館の広場で待望の昼食になった。春の陽射しに他のパーティのビールが妬けに旨そ
う!!に見えた。
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