大平山〜晃石山
2007.1.14

コースタイム 
  随神門9:07⇒大平神社9:13〜9:25⇒大平山頂9:40⇒パラグライダー起点10:45〜11:20⇒晃石山11:35⇒
  清水寺12:20⇒大中寺13:20⇒駐車場14:00

大平山は春は桜、つつじ、アジサイ、また秋は紅葉と年間を通して楽しめてコースも体力に合
わせて歩ける。
駐車場は何箇所かあるが、以前桜の時期に訪れた際は満車状態で駐車に苦労したことがあ
った。
 

    随神門


       大平神社
 
      
 随神門には地元高校の野球部員50名余が白の練 習着で石段の往復のトレーニングをしていた。2,3 回しているうちに彼らは額に玉の汗が噴出してい  た。境内に響き渡るほど大声で気合を入れてい   る。また一方では空手の集団が勇ましい姿で練 習に励んでいる。
 なんとも賑やかで活気に溢れた境内である。

    
            境内の蝋梅

私達は野球部員の脇をハアハアと息を荒げて石段を上がった。
境内の右に展望台があり関東平野が眼下に広がっていた。

ここから登山道に入り、20分足らずで大平山山頂だ。ここは富士浅間神社が祀られてある。
大平神社から晃石山に向かうが、途中のピークに鉄塔があり、とにかく高いところに行ってみ
よう鉄塔下まで登りあげる。展望は全く無くNTTドコモの電波塔を仰ぎ見ただけだった。

展望の良い陽だまりにパラグライダーの起点があった。
少し早いが関東平野を一望しながらランチタイム。冬はこんなハイキングが最高だ。
昼食が終わる頃ライダーが数人上がってきた。私たちの目の前から一瞬の間に大空に舞い上
がっていった。ユーラリユーラリと気持ち良さそうである。しばらく私達は見物、今日はギャラリ
ーが多く、ライダーは一際気分がいいのではないだろうか。
   
    ただいま準備中                準備オーケー           アー!飛んだ飛んだ!  

    
筑波山                       男体山から日光連山


晃石山の山頂から思いがけず富士山、北に白く輝く男体山はじめ日光連山、東に筑波山の端
正な姿が望めた。
山頂の一等三角点は関八州三角測量の時、関東に初めて設置されたもので標石は一辺が26
センチあり、日本一大きな一等三角点。一見の価値がありそうです。

   
             一等三角点

晃石山から清水寺(せいすい寺)へひたすらの下り、清水寺は小さなお堂の中に十一面観音
の姿がひっそりとあった。

   
     清水寺                     大中寺                  雑木林を駐車場へ

清水寺からは広い道に変わり、民家のゆずの木を眺めたり標識に従い大中寺に向かう。
ふと上空を仰ぐと先ほどのパラグライダーがふわりふわりと青空に浮かんでいた。

大中寺の山門の脇に広い駐車場、トイレもある。大中寺の境内に風情のある茅葺の小さな家
がひっそりとあり何やら曰くありそうな建物である。近くに行って見ると、この地の豪族が敵に
追われ、其の豪族の妻がこの建物(厠)で自害し、以来ここは閉ざされた儘となっているらし
い。哀れな最後をとげたこの厠は大事に保存されていて大屋根の下に今も当時の姿に保たれ
てあった。

この大中寺から謙信平らまでが露岩の急登でわずかな距離だったが終着点近くの登りは辛い
ものがあった。このコース一番の急登にハーハーフーフー、山道らしく喘ぎながらも皆楽しそう
だった。

低山ながらの縦走はのんびりと和やかムードに包まれ、この時期ならではの陽だまりハイクを
堪能した。
山中に点在する寺を歴史の紐を解きながらゆっくりと歩くのも良いだろう。

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