伊豆ヶ岳
2006.12.24
コースタイム
  正丸峠8:05⇒伊豆ヶ岳10:00⇒古御岳10:25⇒高畑山11:10〜12:00⇒中ノ沢ノ頭11:35⇒
  天目指峠12:40⇒子ノ権現13:40〜13:50⇒西吾野15:00

 山を追い掛け回している中、一年はあっという間に過ぎてしまう。
今年も何ヶ月かのブランクはあったが、それなりに充実した一年だったと思う。
今回が登り納めの山、この山も以前訪れているがコースが違うし、もしかして男坂を歩ける。そ
れに子の権現へまわれる事で期待は大きい。欲を言えば竹寺も行きたい。

正丸駅に車を駐車し、身支度を始めるが、風は冷たく周りの空気は冷え冷えとしている。
毛糸の帽子に変え、14名は駅の脇の石段を降りる。この石段斜めなって、怖そうな向きであ
る。
幅広の林道を登山口に向かうが、山に囲まれた傾斜地に住宅が密集している。小さな団地ら
しい。が、何故か生活感を感じないのだ。人が住んでいる様子がない。「日あたりがなく、きっと
逃げ出しのかしらね、」いつもの納得する推測をし、通り過ぎる。
30分位で、祠のある登山道に到着。

     

 植林の中の登山道は風はなく体は汗ばんできた。木の根が張り出しし、雑木林の中をわず
かながら高度を上げる。樹幹越しに正丸峠の茶店が見える。以前は正丸峠から楽々コースを
ピストンだった。
男坂、女坂の分岐、前回は女坂を歩いたので、今回は男坂へ挑戦してみたい。
太い鎖を頼りに慎重に登る。現在落石のため通行不可とあり、ここで事故ったらひんしゅく者
である。

          

岩場を登りきると標高851mの山頂だ。そこで待っていたのは熱々のワイン。
なぜ、山名が伊豆なのか不思議だったが、地元の人は伊豆半島まで見渡せるとか、またの説
は突峰状の山容によるアイヌ語の「イズ」から出たという説など、はっきりしない。
ここから秩父、武蔵の、山並みがを見ることが出来た。生憎と新宿のビル群は靄に包まれて
定かでなかった。
     


昼食はまだ先だ。パンを出したり、下山に備え膝をかばう為ストックを用意しているうち、気が
つくと皆、急斜面を下り始めている。
下りは苦手な私は遅れをとってはとパンを頬張りながら後を追う。
だから大人数の山行は厭なんだよ。と内心ボヤキながら足元が滑りそうだ。

     

古御山、高畑山までアップダウンの快適な尾根道が続く。
風は全くなく穏やかな冬の陽を受けながらのんびりと和やかなランチタイム。

再び、落ち葉を踏んで中ノ沢ノ頭、天目指峠へ小さなピークをいくつか越える。ゆっくりペースな
ので息が上がることはまるでない。子連れ熊が出没し、注意書きがあるが総勢14名の賑やか
な一行に熊の心配はないようだ。

子の権現は想像通りの立派な山寺で、境内に大きなわらじが(2トン)祀られてあった。
本坊の屋根は茅と杉の皮で何層にも葺かれ名物の一つになるだけありなかなか趣のある
建造物だ。
足腰の神様と聞けばわがクラブのメンバーはわれ先と御守の品定め殺到する。
私も後数年は元気で山歩きを楽しみたい、そんな一心で500円を奮発し、赤い袋の足腰守りを
買い求め早速ザックに下げてみた。御守に頼るようでは情けなや。

表参道にみやげ物屋があり、甘酒があると期待していたがどこにも無くがっかり。

        
        天竜寺のシンボル鉄の大わらじ      仁王像に見送られて満足そうな我がメンバーたち
 
西吾野駅まで電車の時間を気にしながらひたすらに歩く。
食い意地の張った私の他数名は通りの“東京カレーパン”に惹かれ揚げたてカレーパンは周り
カリカリ中はもちもち感でうまーい、うまーい。

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