みちのくの山
2006.10.7〜9

私たち6人を乗せた車は、頭上に低気圧の重い雲を乗せてM市民プールを4時に出発。
初日の栗駒山の登山口、須川温泉に向かった。途中の厳美渓の美しい川も濁流に変わり、
不安になった。

7日  栗駒山は、登山口で下山した人の話では、登山道は膝上まで浸水し、山頂は霙が降っ
ているそうな。私達は残念だが、登山を諦めざるを得ない。
数年前、私は栗駒山を訪れているからいいが、今回の同行のメンバーが気の毒だ。
秘湯の温泉に浸かり、周辺の紅葉に満足し、今宵の宿、道の駅“はちもり”へ向かった。
  
 須川温泉は標高1126m、この辺りが紅葉が見頃
 だった。
 白濁の硫黄臭のみようばん弱酸性の緑ばん泉
 休憩込みで1000円
 入浴は500円

8日  白神岳

 登山口に6時に到着。雨にも風にも負けず、世界遺産の白神山地の奥へ一歩一歩と進む。
歩き出してまもなくブナの巨木に迎えられた。

    

マテ山分岐まで3箇所の水場があったが、世界遺産の水は一味違うようだ。「マテ山は予定に
入ってないよ」とリーダーのお言葉。「そ、そーんな (;;) 」
 
雨は相変わらずだが、尾根に出ると風が凄まじい。風に飛ばされて日本海の上ををくるくる舞
っている自分を想像したり、つまらない事を考えながら歩いていた。
白い靄の中に避難小屋が幻のように現れ、ホッとした。

        

            

狭いながら避難小屋は3階まであり、毛布、銀マットが用意されてあってここでゆっくりと昼食を
とる事ができた。
私たちが下山する頃、続々と登山者が上がってきた。ほんとにこの風雨の中、ご苦労様です。
 
やはり気になるマテ山に行くことになった。分岐から5分の山頂はブナばかりの幽玄の世界だ
った。 
    

 登山口近くの樹幹から海岸に打ち寄せる日本海の荒波の豪快なうねりが見渡せた。

今夜の宿泊予定の大湯温泉へ向け、車は200kmくらい南下する。
郷土料理の宿 “馬ぶち” は低料金ながらサービス、温泉、料理、女将の心配りは申し分なし
だ。清潔感あり、こじんまりした心から安らぐ旅館だ。
    
     地鶏、きのこ類、野菜の入ったキリタンポ鍋は
  はスープは抜群に美味い。
  サービスの玉子酒は口当たりよろしく、みなさ 
  んほろ酔い加減 (o^v^o) 
 

 9日  朝5時旅館を出発し、岩木山の麓有料道路のゲートに6時過ぎに到着。
   ところがこのゲートは8時に開通。2時間近くここで待機、歩行時間は短くも100名山の一つ
   だから遠方から訪れるハイカーが多い。もっと早くゲートを開けて欲しいと願うのは私だけ
   ではないでしょう。
   ツアーの登山者に混じり、登山道は行列が続く。   
   真っ白なガスに包まれて、強風と戦いながら、山頂に立った。

   
       皆さんお疲れ顔           山頂は終日、厚い雲に覆われていた

 下山後、八幡平に立ち寄った。
周辺の紅葉は一番の見ごろで、カーブを曲がるたび車内は感嘆の声が湧きあがった。

      


    


 悪天候の中、走行距離1600kmを交代要員もなく運転していただいたリーダーに感謝しま
す。
       
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