日光白根山
2006.8.27

コースタイム ゴンドラ乗車7:30⇒山頂駅8:00⇒7色分岐8:30⇒山頂10:20〜11:25⇒
         六地蔵13:30⇒山頂駅13:40

玄関を開けると敷石は既に雨に濡れている。霧雨の中迎えの車を待つが予想外の天気にが
っかり。
集合場所を予定通り5時に出発。11名が2台の車に分乗し、丸沼スキー場へ向かう。途中、局
地的に雨が降っていたりで今日は展望は期待できそうもない。
2時間で丸沼スキー場の駐車場に到着。始発は7時30分、ロープウェー乗車券往復1800円、
座禅温泉入浴料込みで2100円。この座禅温泉は駅舎の中にあり、2度ほど入ったが、いつも
空いていて泉質も良く私のお気に入りだ。
 ロープウェー下はかなり急斜面で、そこにはヨツバヒヨドリのピンクの花が一面に咲き、絨毯
を敷き詰めたようだ。
 山頂駅は登山者で賑わっている。ここに最近無料の足湯が出来てたと、新聞で報じていた。

        
             朝7時の足湯                     午後2時は登山者でいっぱい

 登山者で混雑のところ、今日は山岳マラソンで200名が入山しているとのこと。
二荒神社に手を合わせ、安全登山を祈願する。幅広の路の両側はシラビソなどの針葉樹にダ
ケカンバが混じる樹林が広がっている。
        
        針葉樹の林が続く                   カニコウモリの群落

七色平の分岐を過ぎると時々ゼッケンを着けたランナーに道を譲りながら、ガンバッと声をか
けやる。まだまだ山頂は先なのに既にバテバテの様子の人もいるようだ。
 次第に登山者は多くなり、団体が幾つもあるらしく、人の列は数珠繋ぎで途切れることがな
い。
道幅は狭くなり登山道らしくなり、傾斜は増し、辺りはカニコウモリ、ハンゴンソウの大群落だ。
地味なカニコウモリもここまで多いと見栄えがする。
登山道の脇に小さな穴があり、その奥に神秘に輝くヒカリ苔を見つけた。

                         ヒカリゴケ
              

 樹林帯を抜けると、砂礫の歩きにくい道になった。ハクサンフウロの姿を見かけたが、端境
期で花は少ない。生憎あたりはガスに包まれて、全く展望がない。見渡せる範囲は人、人、人
の列だ。真夏の富士山だ。それにしてもこれほどにハイカーが多い山はないだろう。以前菅沼
から登ったときもかなりの登山者いた。
 山頂は記念写真を撮るのも順番待ちの有様だ。

    
                                 山頂は大混雑

 昼食後、七色平の分岐まで戻り、七色平から六地蔵へ向かった。ガスに包まれた樹林は
幽玄の世界に変わり、苔むした山はしっとりと冷ややかだ。緩い下りの道だが、滑りやすい。

  

 六つのお地蔵様は、それぞれに小さな小屋に納められて、うす暗い森の中に立たずんいた。
ここから15分ほど登り上げると、二荒神社の裏に出た。またまた山頂駅付近は人の群れ。
今朝は誰もいなかった足湯は、座る場所がないくらいの混雑だ。疲れた足を温泉はやさしく包
んでくれて、とても気持ちが良い
 地場産の売店で無料のきのこ汁を頂き、のんびりと座禅温泉で汗を流した。私たちが温泉を
出るころ団体が入り込んできて、洗い場は芋を揉むようだった。
今日は展望に恵まれず、残念だったが始めて歩いたこのコースは変化があり、ヒカリ苔や足
湯に浸かることが出来、まずまず満足のいく山行だった。
 
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