コースタイム
一日目
鳩待峠7:30→アヤメ平9:50→富士見小屋10:10→白尾山11:10〜11:50→皿伏山13:30→弥四郎小屋15:40
鳩待峠を予定より30分遅れで出発。と言うのも私が集合場所を迂闊にも勘違いした為だ。
家を出ていつもの道を集合場所に向ったが、道を一本間違えひどく遠回りをしてしまった。携
帯メール音に厭な予感がした。集合場所に到着したが誰の姿もない。(ム・・・?)
メールを見れば
「皆来てますよ」 (-_-;)ム・・・・集合場所が違うじゃん!まさか自分がこんなドジを踏むとは・・・
鳩待峠の小屋裏から数メートルの雪の急坂を上がるのにストックが滑って仕方がない。後ろ
のIさんから「ストックの先のカバーがまだ付いていますよ」
(ム・・・・ソヤソヤ、ダブルストックを買え変えてそのままだったのだ)
久しぶりの雪山に歩き始めて直ぐにバテ気味だ。どうしたのだろうか、体調とは逆にまわりの
景色はぐんぐん展望が開け良くなる。緩い傾斜なのに体が重くなり、腹痛が襲ってきた。
明日の景鶴山はこの調子では断念か?・・・・・(;O;)
コースタイム 富士見下7:30⇒田代原8:10⇒馬洗淵8:10⇒富士見小屋(9:35〜45)⇒マイクロウェーブ台地10:15
⇒白尾山11:00⇒皿伏山(12:30〜13:10)⇒大清水平13:50⇒三平峠下(14:40〜15:00)⇒三平
峠15:20⇒一ノ瀬16:05⇒大清水17:00
今日の参加者5名は2台の車に分乗し、大清水に向かった。ここに1台車を駐車し、富士見下
に急いだ。既に先客があり、老年の夫婦が昨夜はここに泊まったという。車内はしっかりと床 が張られ、快適な宿になりそうだ。
いざ!出発 林道からマイクロウェーブ台地
皿伏山は以前から狙っていた山だがなかなか訪れるチャンスがなかった。今日の北八つ山行
が急遽前日に変わったため、ラッキーにも皿伏山に合流することになった。
マイカー規制の為、林道歩き2時間余を余儀なくされ、ゲートをくぐり、富士見峠へ向かう。
道の両側にブナ、ダケカンバが生い茂り、足元のオダマキ、トリアシショウマが絵私たちを出迎
えてくれた。モミジカラマツの群生に見惚れていると、目前に青い屋根の富士見小屋が現れ た。
富士見小屋 ハクサンチドリ
休憩後、富士見小屋から白尾山に向かうが、ここからゆるい傾斜の登山道らしく、明るい
快適な道に変わった。木道に変わる頃、雪を抱いたたおやかな至仏山、すぐ左にかっこよい 笠ヶ岳を望むことが出来た。
登山道の脇にコゴメ草、ベニバナイチヤクソウ、アカモノ、イワカガミ、無数に星を散らしたよう
に小さなタテヤマリンドウ、そうだ!この道はリンドウの小路と名付けよう。
可憐なコゴメ草 無数に散らばるタテヤマリンドウ
湿原から燧ケ岳 白尾山頂
清楚な白いワタスゲの後ろに燧ケ岳が姿を現した。
白尾山からは四郎岳、燕巣山が目の前に横たわり、その奥に足尾の山々。
ここから皿伏山へは泥濘の悪路が続いた。ここで滑ればこの夏の山はすべて終わりだ。一昨
年の悪夢が頭を過ぎった。慎重に慎重に一歩一歩に注意を払いながら下る。湿地はブヨが待 ち構えていたように私たちの周りにうろつき始めた。かなり下った後の登りは空腹も手伝って
皿伏山直下の急傾斜はこのコース一番の苦しい登りだった。
皿伏山山頂 イワカガミ
皿伏山の山頂は朽ちたベンチがあって、展望は全くない。
ここもブヨの大群で、手首、首筋は帰宅してから真っ赤に腫上がり、痒くて眠れず一晩中眠れ
なかった。昼食もそこそこに山頂を後にした。
薄暗い樹林から明るく開けた湿原に出た。ここが大清水平だ。トキソウ、サワラン、ツルコケモ
モ、ヒメシャクナゲ、がワタスゲの間から顔を見せていた。
大清水平 サワラン もっとピンクのきれいな色だったのに
トキソウ ツルコケモモ
大清水平から再び樹林帯に入り、滑りやすい木道を下ると、尾瀬沼が眼下に見えた。沼を始
めて見るKさんは大変感動した模様。三平峠下の小屋で先日テレビ番組であるタレントが旨そ うに食べていた花豆ジェラード400円を奮発し、甘いアイスに大満足な私だ。
梅雨の晴れ間に、尾瀬の大自然の中に溶け込んだ一日は、忘れることはないだろう。
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