赤岩山〜古賀志山
                                              2005.11.23

コースタイム 林道登山口9:05⇒不動滝9:23⇒赤岩山(パラグライダーフライト基地)10:20⇒546mピーク      
  10:50⇒御岳山(11:30〜11:40)⇒古賀志山(11:50〜12:40)赤川ダム林道登山口13:00⇒
       登山口13:15
 以前から狙っていた山の一つに古賀志山があった。チャンスは思いがけずにやってきた。
関東のロッククライミングの殿堂の古賀志山は怖いもの見たさの何者でもない。

 城山小学校の脇を通り抜け、林道に入り最初の登山口は数台の車があった。ここを見送り
更に奥に進む。林道の所々に路肩駐車があり、登山道がバラエティに富んでいるのだろうか。
私たちも路肩駐車し、小さな標識から登山道に入った。

                 

 道はよく整備されスギ、ヒノキ混じりの林の中、まわりはふゆイチゴの真っ赤な実がまだ残っ
ていた。艶やかな実は口の中で溶けそうに甘い。幾つもつまみながら、もしかしてこのまま山頂
へ出てしまうのだろうか。
岩場の苦手な私なのにちょっと不満顔になりつつあった。
           
             不動滝                    上級者フライト基地(赤岩山)
 
ところが不動滝を過ぎると道は不明瞭になり、何の標識も、目印もない。踏み跡を辿って行くと
クライミングのゲレンデまでで、また戻ったり藪漕ぎしたりだった。
グラぐらした鉄梯子を上ると明瞭な道が現れた。左に左に踏み跡を行くと、上方に板張りの広
い床が見えた。人の話し声がしたが、そこはパラグライダーの初級フライト施設だった。10人
位の人が準備していた。
私たちはどうも道を誤ったようだった。幸か不幸かそこは赤岩山だったのだ。結果的には赤岩
山から古賀志山へ岩尾根の縦走が出来たのだからラッキーだったのだ。              

上級者フライト基地(赤岩山)から急降下の岩場を慎重に下る。そこからはちょっとの気を抜く
ことが出来ない。木の根っ子や、ロープを頼りに岩場に挑戦。もう、後戻りは出来ない。一歩一
歩確かめるように岩に足を預ける。
      
                                            御岳山

546mピークだ一休み。上空に先ほど出会った人たちだろう。色とりどりのパラグライダーが
気持ち良さそうに舞い上がっていた。

更に岩尾根のアップダウンを繰り返し、ようやく御岳山に到着した。広々した山頂は祠の上の
木の枝に小さな山頂標識があるだけだ。展望は良いがなーんとなく靄っていて山名がはっきり
しない。

目の前に古賀志山が見える。そこからは巻き道はあったが、ここまで岩尾根を歩いてきたの
だ。もう少し頑張ろう。鉄梯子を下り、岩のへつりは最も苦手な私だ。慎重に慎重にはらはらど
きどきの一瞬だった。

ようやく歩きよい山道に変わると、急ににぎやかな山になった。小学生から老人まで、まさに老
若男女の登山者、殊に孫とおじいちゃんの姿が多いのに驚いた。
山頂でようやく昼食タイム。緊張感から抜け出し、空腹で目が眩みそうだった。

              
                         古賀志山山頂

下山は赤川ダムの林道に一気に下り、駐車地に向かう上空には30あまりのパラグライダーが
舞いあがっていて、岩壁にはクライマーの姿が見受けられ、山全体が休日を楽しむ人で溢れ
ていた。
              
久しぶりの快い緊張感で大満足な山でした。
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