子持山 ・ 戸神山〜高王山
                                          2005.11.19(土)
子  持  山

コースタイム
 小峠8:35⇒山頂(10:00〜10:15)⇒小峠12:05
 天気予報は群馬北部の山沿いは雪注意予報だ。目的地に近ずくにつれ、空模様は次第に
あやしくなってきた。車のフロントガラスにポツポツと雨跡が多くなってきた。行く手は真っ黒の
雲が広がっている。予定を変更し、車は子持山に方向転換した。
のんびりと歩いてはいられないようだ。小峠からのルートは短時間で山頂を踏めるようだ。皆
そのコースは始めてと言うことで登山口は小峠に決定。

 子持山は赤城山と榛名山のあいだに挟まれ、南北に長くシンボルの獅子岩が中腹からせり
出している。?十年前職場の新入職員歓迎で先輩たちに誘われて登った。獅子岩から眼下に
広がる利根川、一面に黄色に輝く菜の花畑は、今も鮮明に思い出す。帰路はわらび荘に下り
たが長く長く歩いた。当時はマイカーは何処の家庭にも無く電車、バスの利用で動き回った。

いつかもう一度登りたい山の一つでありながら、あまりに身近すぎてなかなか機会が無かっ
た。

    

 小峠には大きな案内板があり、車は数台駐車出来る。
広い林道の両脇を伐採されたばかりで、紫式部の小枝が
無残に切り倒されてあった。今、我が家の玄関の花瓶で
活き活きと輝いている。
    
      紫式部の実
           展望台に続く丸太の階段        展望台から紅葉の山
 傾斜地はほとんどがこの丸太の階段だ。深くえぐられてほんとに歩きづらい。落ち葉の下は
霜柱がきらきらと輝いている。300m位階段を行くと展望台があり、ベンチ、テーブルが設置さ
れてある。北の空は相変わらず雪雲に覆われて先ほどまで見えた戸神山もすっかり姿を隠し
てしまった。風花がひらひらと舞って、風は冷たく、真冬の様子だ。

電波塔へ向かう林道に出るが、ここから私たちは再び登山道に入る。小枝に下げられた小さ
なプレートにたどたどしく書かれた「鳥が逃げるから大きな声を出さないで下さい」
子持山は最盛期には40種以上の鳥類が観察出きるそうだ。
樹林の奥から白い靄がひたひたと押し寄せて私たちの周りにも漂い始めた。尾根に出ると電
波塔からの道と合流する。帰路は電波塔経由の予定。
 

山頂は一等三角点、十二山神の碑、パノラマ盤があった。しかし白い靄の中で全く必要なかっ
た。下山途中の電波塔は、12月から開始のデジタル放送の準備に追われているのか、今日も
工事の音が山に響き渡っていた。

 林道から小峠に向かう分岐に町田市から来たという登山グループの団体が休憩してにぎや
かだった。

展望台でやっと昼食。天気は回復しつつあり、麓の紅葉を眺めながらくつろぎのひと時は最高
である。

                   
 戸神山〜高王山
コースタイム 戸神神社12:45⇒戸神山々頂(13:35〜13:50)⇒林道高王線14:10⇒高王山頂(14:25〜14:40)⇒戸 
        神山頂(15:10〜15:20)⇒戸神神社15:55

 子持山を下山し、さて道の駅に寄り、夕飯の食材を調達し借りようかと主婦に戻りつつあっ
た。
ところが今日の目的の山の一つピラミッドの型の戸神山が目前に現れた。天気はすっかり回
復している。しかも戸神山は美しく山肌を錦秋に染め上げているのだ。山好きの集まりだ。いっ
てみよう。車は戸神神社を目指して走り始めた。

神社の駐車場で再び登山靴に履き替える。登山口の左にまだ新しい墓がずらりと立ち並ぶ霊
園がある。
南面コースは急なザレを登ると、石積みの鉱山跡が樹林のなかに見られる。樹林から露岩に
変わり鎖、ロープが現れ、ひとのぼりで山頂に飛び出した。
 
          モデルは川島さん
               鎖場にて
   
        バックに子持山 
 山頂
   
       二つの祠と三つの灯篭
山頂から1時間位で高王山へピストン出来る。まだ時間はあるし、行かない手はない。道はどんどん下って行く。えーこんなに下がってしまって帰りが怖いよー。どうするのよー。林道高王線の終点まで下り、そこから急登を15分喘ぐと、高王山山頂だ。広々した台地にNHK,群馬テレビの中継塔があり、展望はあまり良くないが、子持山が榛名山と共に仲良く並んでいる。

      
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