コースタイム 八木ヶ鼻登山口9:05⇒八木ヶ鼻9:40⇒追分の松10:00⇒三角山10:35⇒袴腰山11:10〜12:00⇒
高城12:40⇒長禅寺14:00
関越道の長いトンネルを抜けると空は更にもやっとしていた。高速道は地震の後遺症でアスファルトは凸凹として、
車体は大きく揺れて、道路からこぼれ落ちそうだった。でも、道路の下に広がる田園風景が心和ませてくれた。
田植はすでに終わり、あぜ道の緑は美しく、くっきりと田を引き立たせていた。震災以来新潟の山に遠慮があった。
私は以前と変わらぬこの風景にほっとした。
八木ヶ鼻登山周辺はヒメサユリ祭りの青い旗がひらひらと道路脇になびいていて、期待で胸がわくわくしてきた。
そう、今日は袴腰山のヒメサユリに会いにきたのだ。すでに駐車場は車がたくさん止まっていた。
登山口からすぐに八木ヶ鼻神社があり、いつものことながら安全登山を祈願した。
八木ヶ鼻神社 今年初めてのオオイワカガミ 粟ヶ岳
樹林の中の急傾斜の道は風はなく暑い。陽射しは次第に強くなり、予報通りの天気になった。
八木ヶ鼻に到着。ここは下から見ると切り立った崖のうえにある。山頂からすぐ目の前に粟ヶ岳、180度右に大きな
山塊の守門岳、鋸岳が望めた。守門岳はまだ雪を多く乗せ人を容易に寄せ付けそうにないようだ。
八木ヶ鼻からはアップダウンの繰り返しだが、時折展望が開け、ふもとの部落や田畑が箱庭のようにきれいに並ん
でいた。山頂直下の岩場の急登を我慢して、這い上った。
山頂は広くすでに大勢の人が所狭しと陣取っていた。わずかな木陰が恋しい今日の陽射しだ。ここからひときわ大
きく守門岳が雄大な姿に見えた。
山頂の新旧2つの三角点 山頂の幸せの鐘 守門岳
昼食後、高城方面下る。さすが例年ヒメサユリ祭りの時期とあって、続々と登山者が後を絶たない。
高城迄は急なくだりが続いた。次第にヒメサユリの姿が現れ、その度に歓声が上がる。高城は戦国時代の砦だけあ
って、展望は素晴らしい。平坦な場所のここは大勢の家族連れや若いカップルなど宴たけなわだ。
ヒメサユリ ヒメシャガの群落 花も見頃
途中にヒメシャガの群落があり、思いがけない花の出現に舞い上がってしまった。
ここから先がひめさゆりの銀座通りで両脇の花にもう感激の道でした。
山道で出会った写真のおじいさん足腰はしっかりととてもお歳に見えません。わが会のガッツ溢れるT嬢はこのおじ
いさんのパワーを頂きたいと握手したが、私は逆にパアー取られてしまうのでないか?
止めとこー。
颯爽と歩く94歳のおじいさん 長禅寺
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