天 丸 山 (西上州)
                                  2005.4.17

コースタイム 林道終点登山口8:25⇒社壇乗越8:30⇒P2 9:15⇒P3 9:40休⇒天丸山頂(10:35〜
        11:25)⇒帳付山分岐12:00⇒倉門山12:15⇒大山(12:45〜12:55)⇒滝13:45⇒
        天丸橋14:25


 西上州の上野村を通過の度に天丸山の登山口の標識を眺め、いつかこの山を訪れたいと
思っていいたが、なかなかチャンスがなく私には遠い山であった。
今回、膝の回復がどの程度か、夏山に向けて調整に絶好の山行になった。
集合場所から上野村に向かう途中コンビニに立寄った。車から降りると、何やら膝はいつにな
く重い感じがした。どうしよう断念したほうが良いだろうか。少々不安が頭をかすめた。

 天丸橋に1台車を置き、私達は林道終点登山口から天丸山を目指す事にした。
この天丸山は、諏訪山と同様西上州でも秘峰の山。急峻な山容は容易に人を寄せ付けない
厳しい姿で私達を迎えた。

      
   林道終点登山口             尾根から望む本峰               P1の下り

久々の難易度の高い山だ。登山口からいきなりの急斜面を身の引き締まる思いで歩きはじめ
た。膝の感触は歩くほどに快調になった。

いよいよ、岩場に到達だ。P1、P2、痩せ尾根の露岩を、三点確保でゆっくりと、慎重に進む。
この緊張感はたまらない。途中の尾根から、本峰、大山が、黒く険しく立ちはだかっている姿が
望めた。P3は岩と立ち木に助けられて、慎重に越える。

  
     天丸山頂直下の急峻な岩場

              
  緊張感が快感に変る頃に本峰直下に到着。果たして山頂を踏む事ができるのだろうか。
10年前にこの辺り一帯山火事になったそうでまだ、その無残な焼け焦げの木が見受けられる。以前は立ち木もなく荒れ放題だった山頂付近は、今は露岩の間から若木が健気に生長を始めている。岩や立ち木に掴りながら無心に這いずり上がる。                             
ついに、三等三角点のある天丸山頂だ。山頂からは秩
父の山塊、すぐ近くに双子山、大ナゲシ、両神山、赤岩
尾根の険しい姿が山襞をあらわに迫っていた。
  
     
天丸山の山頂から最後の急斜面をロープを頼り
に一人づつ下る。そこから大山に向かう道は雑木
林の緩やかな快適な道が続く。緊張から解放され
思わずVサインの本日のリーダーH氏。\(^-^)/
   
    
            尾根から大山
               
                         大山から天丸山

帰路は倉門山経由、大山山頂から天丸橋へ下った。下山の沢沿いの登山道は良く整備され
て、往路から比べると、歩きよい道が続く。すぐ間近に天丸山が聳え、何度も何度も振り仰ぎ
久しぶりの充実した山行に満足感でいっぱいだった。

只、残念なのはアカヤシオの花に出会えなかった事だ。
もう一度登りたい山の一つになったのは、言うまでもない。




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