竜ヶ岳(岩岳) 2004.11.6
コースタイム 文明館(7:00)−林道駐車(8:15)ー登山口(8:45)−ヒカリコケ洞穴(9:20)−尾根(10:40)−山
頂(10:50〜11:30)ー登山口(13:00)−駐車地(13:45)
林道から竜ヶ岳 ヒカリコケの洞穴
登山口までの林道は途中道路工事のため、通行不可で、30分ほど林道歩きを余儀なくされ
た。緩い上りの林道から辺の山々はすっかり秋色に輝いている。
久しぶりの山歩き、しかもこの竜ヶ岳は何度も機会を逸している山だ。
林道から右へ小さな沢沿いの登山道に入る。ふかふかした落ち葉を踏みしめながら、歩き易
い道が続く。柔らかな登山道は右の沢に今にも崩れて無くなりそうだ。沢を渡ると周りの木々 は、赤や黄に染まりはらはらと枯葉が音もなく舞う。雨風に耐え、精一杯生きて、今その最後を 惜しみつつ散り行く姿は私達に深い感動を与えてくれる。モミジの緑から橙へそして赤に変る グラディーションには惜しみない拍手を送りたい。
やがて、天然記念物に指定されたヒカリコケ、ウサギコウモリの生息する洞穴に到着。防護
柵に囲まれた洞穴を覗くとわづかにヒカリコケが見えたが、春夏のような輝きはないようだ。
落ち葉を踏みしめ18曲がりを行く 山頂
檜林を抜けると18曲がりと呼ばれるジグザグの道、ほとんどの木は葉を落とし、木肌があら
わだ。その中で目立ちたがりのもみじは美しい姿であちらこちらに散在している。
もう間もなく稜線という処は、両脇から笹の強い力で押され気味、一気に体力を奪われしまう。
尾根に出て10分位踏みあとを辿ると、山頂であった。展望は全くなく小さな祠が倒木の陰に
ひっそりとあった。帰宅してからガイドブックを見ると山頂から西へ少し下ると浅間隠し山から 南の展望が得られるとあった。惜しい事をしたと残念だが再びの挑戦の機になるだろう。
下山途中で大きな鹿に至近距離で会って、ビックリしばらく見詰め合ったがカメラを取り出し
た時は、既に後姿だった。
出会ったたったひとつの花リンドウ
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