浅 草 岳 (鬼が面山)
 2008.9.23


コースタイム Mプール3:30車(RV)田子倉湖登山口6:20→六十里峠6:50→電波塔7:20→南岳8:25→鬼が面山
       9:05〜9:20→北岳9:35→鬼が面山9:50〜10:30→南岳11:10→六十里峠13:15→登山口13:40

4年前、ネズモチ平らから桜ゾネ尾コースを歩き、山頂から鬼が面山コースを眼下に見て、そ
の東面をそぎ落としたような絶壁の美しさに心が奪われていた。いつかいつかと思いながらチ
ャンスはなく、今年こそはと思っていた。

一般向きのコースであるが、名前が怖そうで歩行時間が長い。期待と不安を抱きながら、六十
里登山口に向かった。

  国道252号線の六十里隧道の手前200mの右側に登山口がある。車2,3台駐車ができる。既に1台の先客があった。登山者カードのポストがあって、その右下に消えかかった小さな浅草岳の標識がある。ススキの生い茂る草むらを分け入って登山道を進む。

粘土質の滑りそうな道は深く抉られて降雨時は滝の如く水が流れ落ちるであろう。
今日の天気は関東は天気だが、新潟は曇りから雨、いつ雨に変わってもおかしくない天気だ。

上に進むに従って、ガスは濃くなり展望は全くない。大きなマイクロ反射板の辺りはススキの穂が風になびいてすっかり秋の風情だ。

ここから道は平坦になりしばらくすると吹峠の分岐の標識を右に入る。道は細く、急斜面になった。ブナや潅木の樹林の中は展望がない。





やがて南岳の小ピークに出た。ここから鬼が面山
まで右がすっぱりと切れ落ち、要注意の所だ。木
ね根が張り出し、一歩滑れば何百メートルも下に
行ってしまうようだ。
慎重に通過する。ここが浅草岳の山頂から見えた
岸壁なのだろうか。
晴れていればここから対峙する尾根や岩峰群が
素晴らしいのだろう。







鬼が面山の山頂は三等三角点があり、休憩に適
地だ。
相変わらずガスは濃くてまわりの様子は皆無であ
る。山頂から北岳に登り返す、あしもとのにウメバ
チソウが一際白く清々しい姿で慰めてくれる。
端境期の今は、他には花の姿はないためか真珠
のように貴重な存在である。






  
  ウメバチソウ           オオカメの真っ赤な実         ?





   田子倉湖
これ以上進んでも、展望は得られないどころか、
雨の心配になった。あと山頂まで1時間半かかる。
紅葉の時期に再度の挑戦にし、鬼が面山でランチ
タイムし、下山することにした。
下山時に何組かの登山者に行き会ったが、それ
ぞれ鬼が面山で引き返すらしかった。


天気の回復が早まったのだろうか、次第に明るく
なり薄日が射してきた。
眼下に田子倉湖が、遥かに会津朝日岳、会津駒
ヶ岳、目の前に未丈が岳も姿を現した。

リベンジの際は、迫力ある鬼が面山の尾根を是非共山頂から楽しみたいと願いつつ、登山口
をあとにした。





浅草岳(ネズモチ平ら)
                                            2004.7.4

コースタイム ネズモチ平(7:50)-前岳分岐9:55) ー山頂(10:20)ー天狗の庭( 10:40〜11:40)-前岳( 12:10)〜
  カヘヨポッチ(12:30)〜浅草の鐘(13:40)〜ネズモチ駐車場(14:15)

念願の浅草岳に挑戦。ヒメサユリの咲くこの時期に行きたいと以前から思っていた.
ネズモチ平駐車場は既に多くの車があり、マイクロバスの団体さんが輪になりストレッチが始ま
り、活気に満ちていた。
ゲートを抜け、林道を行くと、すぐ左に登山口の標識があった         
    
    林道から浅草岳を望む                      ネズモチ平登山口   

今日は女性4人で静かな山行と喜んだのに登山道はハイカーの列であった。この道は湿っぽく
丸太が置かれたり、かなり急登が続く、汗は顔から吹き出て、滴り落ちるようだ。
時折、吹き上げてくる風がうれしい。ゆっくりと休みをとりながら、山頂を目ざす。
前岳の分岐を過ぎると、まだ雪渓が残っていた。もう山頂は間近だ。道は木道になり、ちらりほ
らり淡いピンクのヒメサユリが目に映った。「ウワォーヒメサユリだ!!」飯豊山の急登の連
続の梶川尾根を登りあげて、お花畑で数輪のこのヒメサユリを見たとき疲れは一気に飛んでし
まった。そのヒメサユリに再び出会えた歓び、しかも道の脇にずらりと並んでいたのだ。
    
   珍しい白色のヒメサユリ                 色鮮やかなヒメサユリ


          
              浅草岳山頂

山頂付近はあちらこちらで大勢の人たちが座を組み、至福のひと時を楽しんでいる。

山頂から眼下に田子倉湖とそこから連なる鬼ヶ面の尾根が見える。この鬼ヶ面コースを歩きた
いと思う。かなたに会津駒ケ岳、中の岳、八海山が凛々しく聳えていた。

下山は桜ゾネコースをゆっくりと下りる。こちらは明るく展望を充分楽しみながら気持よく、人も
少なく歩く事が出来た。
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