雌 阿 寒 岳
                                              6月27日  晴
コースタイム
 ホテル7:15〜オンネト−登山口9:00〜三合目(10:30〜10:35)〜五合目(11:15〜11:25)〜山頂
(12:10〜13:30)〜五合目(14:05〜14:30)〜三合目14:45〜野中温泉( 15:30〜15:55)〜ホテル16:
15〜阿寒湖遊覧( 16:30〜18:00 ) ホテル着18:05
    
       登山口(オンネト−茶屋)               下山口(野中温泉)

 雌阿寒岳は阿寒湖の南西にたつ女性的な山容の活火山である。
オンネト−茶屋の登山口から木の根を踏み分けエゾアカマツの樹林の中をおよそ30分で2合
目の標識があった。登山三日目の今日は皆少々疲れ気味で足は重そうに見受けられた。
アカマツの樹林を抜けるとハイマツ帯に変り、足元にゴゼンタチバナ、この山独特の大きなコ
ケモモが姿を見せた。まもなく右手に阿寒富士が凛と大きくせり出してきた。浅間山を思わせ
る山容だ。蟻のように後から後から登山者の姿がはっきりと見える。7合目付近は殺伐とした
砂礫の中、コマクサ、イワブクロ、メアカンフスマ、メアカンキンバイ、ヒメイワタデなどの可憐な
高山植物が目を惹く。こんな過酷な環境の中で健気に咲く花達に心から拍手を贈りたい。
  
     イワブクロ            コマクサ             メアカンフスマ

前方に噴煙が立ち昇り、いくらか硫黄臭が漂ってきた。女性的山容と言えども活火山のこの山
は風に煽られた噴煙は、迫力があり、エネルギッシュな一面を見せ付けてくれる。まるでわが
会の女性群そのものを感じた。

      
     噴煙を上げる山頂近く               火口壁から噴煙が噴出す

     
       神秘な青沼                         怪奇な赤沼 

山頂は火口の左を巻くように緩やかな登り、下を覗くと、急峻な壁のからシュシューッと噴煙が
噴出し、底に神秘な青い色の沼が見え、その先に赤沼が表面にぶつぶつとガスのような物を
噴出しているかのように見えた。
           
                山頂                   オンネト−湖
山頂で三度の360度の展望を楽しみ、至福のひと時だ。
今回始めて、山頂で肌寒さを感じ、岩上さんの沸かした熱々の湯は貴重だ。冷えた体にホット
コーヒーは格別に美味かった。
 下山は雌阿寒温泉コース、滑りやすいガレ場の急な下りを野中温泉に向かい、今回最後の
山行はフィニッシュを迎えた。
 ホテルに車を置き、すぐ近くの阿寒湖遊覧船に乗船し、マリモ展示観察センターを見学。湖岸
のエゾシャクナゲは満開でダケカンバにひときわ美しく映えていた。


                 
                        
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