大猿川周回峰と乙女の滝
2006.10.30

コースタイム おおさる山乃家7:30⇒つつじが峰合流8:20⇒さねすり岩10:20⇒横引き峰分岐10:35⇒
        銚子の伽藍(11:00〜11:10)⇒横引き峰分岐(11:25〜12:25)⇒茶の木畑峠12:30⇒岳人岩12:55⇒
        水場13:25⇒乙女の滝(13:40〜13:50)⇒休⇒おおさる山乃家15:00

 一昨年我がハイキングクラブの自然保護部の一大イベント?に乙女の滝修復作業に参加し
た。人力で修復は儘ならず撤退した。その後地元M市で修復が完了。その結果がどのように
なったか興味津々。紅葉を期待しながら未知の峰を目指した。

おおさる山乃家 前橋市粕川町中之沢492−1
           市営の林間研修施設 宿泊可、キャンプ場、バーベキュー
                
       おおさる山乃家は木作りの温かみのある山小屋  宿泊一泊2食4500円

つつじが峰はその名の通り両脇につつじの潅木が密生している。花の咲く時期はさぞかし素晴
らしい眺めだろうと思われる。つつじの葉はすっかり落ちている。対峙する尾根は赤、黄に染ま
り赤城のたおやかな裾野を長く、スカイボルトラインが樹幹から垣間見える。
道は歩きよいが処々崩落した箇所があり、また尾根が切れていたりし、要注意だ。
かすかに大滝の水音が響いている。
          
        可愛いリンドウはご機嫌です               

          
                          
さねすり岩を過ぎると道は急登になった。やがて、横引き峰の分岐に到着。
分岐にザックをデポし、銚子の伽藍へ向かった。笹を踏み分け、立ち木に掴まりながら下る。

銚子の伽藍は小沼から流れ出る水が、岩や土砂を削り幅1m位の水路で迫力ある景観だ。
轟々と流れ落ちる水は何処まで落ちてゆくのだろうか。下を覗くと水流に飲み込まれそうだ。
           
銚子の伽藍
               

再び分岐に戻り、昼食。ここは平坦で休憩に持って来いの場所だ。
昼食後、横引き峰を茶の木畑峠に向かった。左方向におとぎの森、長七郎山が見渡せる。今
日も山頂に人影が見える。茶の木畑峠から小沼に続くが私達は南に歩を進めた。

岳人の岩を過ぎると、午後の陽を浴びて、雑木林がやさしく色ずいている。
赤城の南斜面にこんな風情のある道があるとは意外だった。
   
     
紅葉に見惚れているうち、道は乙女の滝を目指して急な下りに変わっていた。足元の土は崩
れ、石がごろごろ落ちてくる。立ち木の間を縫うように、慎重に下る。先週の小沢岳も道無き道
を辿ったが、今回もKリーダーが1ヶ月ほど前につけたピンクのテープが頼りだ。

途中に岩から染み出る水場があると言うリーダーの案内に好奇心旺盛な者たちは急斜面を這
いずりあがった。地層から染み出す水はさすがに旨い!!当然夫へのお土産に汲んでもらっ
た。情け無いながら場所が足場が悪く私は汲むことが出来ないのだ。

               

乙女の滝は期待を裏切ることなく見事な滝だ。滝は弧を描き水しぶきが噴出している。
別名はね滝と呼ばれるが、自然が創りだす造形美に拍手を送りたい。




 
                       乙女の滝

この上部のおおさるの滝へ行けなかった事が悔やまれた。
今度是非つつじの花が咲く頃、訪れてみたい。


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