雁腹摺山〜姥子山

                                   2005.6.4(土)
 
コースタイム 大峠9:10⇒石垣10:00⇒山頂10:10〜10:20⇒林道11:00⇒姥子山頂11:20〜12:00⇒雁腹摺山
       13:20⇒大峠登山口14:20
 大峠登山口は黒岳と雁腹摺山の起点となっている。既に数台の車があり、どちらの山に行っているのだろうか。
大峠は標高1500mなので雁腹摺山まで400m足らずの上りだ。
駐車場のすぐ前の登山口から丸太の階段を登ると、登山届けのポストが設置してあった。そこから樹林の中に入る。
心配した天気はうす曇から晴れ間が覗いたりまず安心。歩き出してまもなく、紫の三つ葉つつじが現れて芽吹き始め
た雑木林の緑との対比が素晴らしい。登山道の両脇はこの真っ盛りの三つ葉つつじのトンネルが続いた。
       
           つつじのトンネル                      色鮮やかな三つ葉つつじ

こんなに三つ葉つつじの多い山は初めてだ。昨夜降った雨で足元は滑りやすい。この時期に滑ったら昨年同様夏山
は全てオジャンだ。一歩一歩に注意しながら歩く。出発時に降っていた雨はすっかり上がり、時々晴れ間さえ見えて
雨の心配はまったくないようだ。時々視界が広がるが雑木林の向こうはガスですっぽり包み込まれている。富士山
の展望の山だが期待は出来そうにない。登山道の斜面に大きな石がごろごろして、皆くっきりと縦横に亀裂が入って
いる。その亀裂が丸みを帯びている。途中の大きな四角の石はまるで人工的の石垣のようだ。これが自然の造形物
とは驚きだ。そこから20分で山頂。残念だが旧500円札の富士山はやはり望むことは出来なかった。

       
         自然の造形物の石垣                      萌黄に輝く雑木林

 山頂は虫が多くて長居は禁物、姥子山に向かう。樹林の中をただ、ひたすら下り、こんなに下ってしまっていいのだ
ろうか不安になった。鹿の踏み跡が登山道にはっきりと残っていた。萌黄色の芽吹きのは、本当に美しく思いがけな
いこの緑の海に浸り体が洗われたようだ。林道を横切り、再び樹林の中、ようやく登りになった。庭園のような西峰を
超え、やっと標識のある姥子山に到着。幾重に見える山の向こうにドーンと見えるはずの富士山は、周りの空気と同
化して、まったく姿はなかった。
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