黒檜山 (日光) H・14・6・1
黒檜岳は日光中禅寺湖の西岸の千手ヶ浜に登山口がある。登山口まで赤岩車庫からハイブ
リットバスで小田代ヶ原を経由する。車窓から芽吹いたばかりの雑木林が美しい。特にカラマ ツの淡い緑がとってもきれいで私は大好きだ。神奈川県から自然観察にきた小学生の団体と 一緒のバスで車内はたちまち満席で通路にもハイカーが立っている。
登山口へ向かう途中にクリンソウの大群落に大勢のカメラマンの姿があった。登山口には赤
いテープでしるしがあり、すぐにわかった。登山道がだんだんに傾斜を増す頃、あたりにしゃく なげの花が咲き終わった木が多くみられた。やはりもう遅かったと思いながら、急な路を登って いく。しゃくなげの木は、何処までも続く。白ヤシオの清楚な花に丁度見頃のしゃくなげの花も 有り、シロヤシオのトンネルに勇気付けられ急登の疲れも忘れる。やがて路は緩やかになると シラビソやコメツガの樹林となった。それからまもなく山頂に到着。山頂の展望は全く無く、小さ な山頂の木札があるだけ。社山から男性がただ一人疲れた顔をして通過していった。人も少 なくほんとに静かな山だった。
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