麦草峠8：30⇒林道9：25⇒雨池9：40⇒八柱山（10：25〜10：50）⇒雨池（1120〜12：15）⇒林道12：30
⇒麦草峠14：00

　

　国道141号の八千穂村をメルヘン街道に入る。八千穂高原付近にさしかかるとフロントガラスは真っ白、
濃霧はあたりの景色をすっかり飲み込んでしまった。

　麦草峠は２１２０ｍで標高は高い。車から降りると空気は冷ややかで肌寒い。

道路の反対側の標識に従い、雨池へと向かう。樹林の中に進むと程なくして林床に青々した絨毯を敷き詰
めたような苔が目をひく。

　

孔雀蝶 　　　　　　 　 　　　　ヒョウモン蝶　　　　　　　　　キアゲハ

　道はほとんど平坦？いやいくらか下っているようだ。目指す八柱山は登山口より標高は低いのだから。

足元のごろごろした石は滑りやすく、魔の一歩になったら大変だ。昨年滑ってからやたらと慎重になった。

道は湿地帯に変わり、木道になった。それからまもなく、目前に幻想的な湖面の雨池が現れた。

雨池からわずかに登ると、八柱山の山頂だ。期待した富士山は真っ白のガスの中で望むことができなかっ
た。しかし、山頂はマツムシソウとアザミを独占のヒョウモン蝶や孔雀蝶が飛び交い賑やかだ。

雨池に戻り、昼食になった。 静かな湖面を眺めながら、至福のひと時。 食後、キベリタテハと戯れて童心にかえり、時間を忘れてしまった。 　美しい大自然の中に溶け込んで心身ともにリフレッシュし、体の隅々の細胞が生き返ったよう爽快感。貴重な一日だった。